HSPは五感が敏感で、刺激を受けやすい傾向があります。
「日々に意義を見出す方法」
「不快なコミュニケーションを回避する方法」を紹介しています。
対処法が分かれば、客観的に自分の心と付き合っていけます。
HSPが楽に生きるヒント「日々に意義を見いだす」
美しい音楽を聴く、美しいものを見ることや、他者に何らかの貢献をして意義を感じることが「大きな糧」になります。
天職を見つける
敏感な人や内向的な人は、「意義のあること」「個人的に夢中になれる仕事」に携わることが、とくに大事です。
ただし、天職に出会うまでに時間がかかるのが現状です。
「これだ!」という仕事に出会えるまで、さまざまな仕事を試してみる必要があります。敏感な人は過度なストレスやプレッシャー、職場の雰囲気などの問題を軽く受け止めることができません。
ときには、仕事を辞めるという最終手段を取るほどに、追い詰められてしまいます。
職業によって、受けるストレスの度合いは違います。
【サービス業】
ストレスにさらされることになります。
しかし、仕事時間が半日程度ならば、大きな喜びと満足感を覚えることができるようです。
【ルーティンワークの仕事】
・倉庫作業
・清掃
・役所の補助作業
・郵便配達 など
過剰な刺激を受けずにすむという、大きなメリットがあります。
それどころか、仕事をしながら、労働時間外に受けた刺激を処理することができます
【フリーランス】
自分に合った音量や、温度に職場を調整することができます。また、労働時間も自由に管理できます。
そのため、空想力や豊かなアイディアを発揮しやすい環境です。ただし、経済的不安定さは覚悟しなければいけません。
お金をあまりたくさん稼ぐ必要がないのであれば、他にも選択肢はたくさんあります。
休みの日は、エネルギーが湧いてくるような、楽しくて喜びに満ちた活動を優先的に行うことが大事です。
メールやSNSをうまく活用する
直接会って、人とコミュニケーションとる場合は、少なからずストレスがかかります。感じよくしなければと考えたり、過度に刺激を受けたりします。
その点メールやSNSは、自由に小休止できるので、ストレスは減ります。
家にひとりでいるときに、虚無感やフラストレーションが溜まったときに活用できます。ですが、やはり実際に会うときと満足感は違うので、自分に適したレベルや質のコミュニケーションを取りましょう。
外向的な人とも交流してみる
長い間、内向的な人同士でコミュニケーションを取っていると、退屈になってくることもあります。争いを避けたいと思うあまり、外向的な人とコミュニケーションを取ることを忘れてしまします。
外向的なタイプの人と一緒にいることで、生まれるプラスのエネルギーもあります。
違いを受け入れ、ありのままの姿を見せ合えば見せ合うほど、関係性は良くなっていきます。
HSPが楽に生きるヒント「不快なコミュニケーションを回避する」
HSPの多くは「言い争い」が苦手です。
口論に限らず普段の会話でも、相手の感情の影響を受けすぎてしまいます。
相手の言葉を真剣に受け止め過ぎたり、心が苦しくなることや、エネルギーを消耗してしまうことがよくあります。
こうしたことを、極力回避できるやり方をご紹介します。
無駄な争いから降りる
争いの当事者は、最低でも二人必要です。
ですが、争いをやめるのは一人でもできます。
面倒な争いになるだろうと感じたら、次のように言って争いを回避しましょう。
「私はそうは思わないけど、そのことであなたと争うつもりはない」
「約束と違う気がするけど、そのことについて議論するのにエネルギーを使いたくないから、それでいいわ」
争いから降りるのは弱虫なのとは違います。
それは賢明なことで、余裕のある証拠です。
人生のなかに、思考や感情を費やす価値のあるものは、他にもたくさんあります。
直接話さずに、メールや手紙で相手に気持ちを伝える
一人でいるときのほうが、自分の心の声をきくことができます。
また、じっくりと自分がどうすべきか考えることもできます。
書くことで、いつもより簡単で適切な対処法を思いつくこともあります。
人と接しながら、同時に同様させられるような情報を処理するのは、とても難しいものです。メールや手紙だと、声の調子や表情が分かないので、誤解されるリスクは覚悟しましょう。
電話の場合は、リスクが少し下がるので、可能であれば電話で話す。
その際に、途中で「休憩を取ろう、30分後に電話する」と申し出るのがオススメです。
相手の反応を予測しておく
事前に結果を予想しようとするのは、たいてい自分にとってだけではありません。
相手にとって、不快な状況になるのを避けようとするためです。
大事な会話をする前に、こんなシミュレーションをしていませんか?
向こうがこう言ってきたら、私はこう言おう。
また、こう帰ってきたら、こう答えよう。
それで、相手が傷ついたら、私があなたにどれだけ感謝しているか伝えよう。
会話がどんな流れになるか、予想する能力をみんなが持ち合わせているわけではありません。
ときには、大げさな想像をしてしまう場合があるかもしれませんが、大事な会話をする前は準備して臨みましょう。
感情に説明責任はないと知る
相手に嫌なことを言われたり、プレッシャーを感じたりすると、思考が遅くなります。ときには、完全にフリーズして思考停止状態になってしまうこともあります。
相手の言っていることが、何か間違っていると感じたなら、自分で理解し、説明できるようになるまで待つ必要はありません。
自分で自分の感情を理解しないうちに、言葉にしてしまうと、言い負かされてしまうと感じた時は、こう言いましょう。
「自分でもなぜか分からないけど、私は〇〇と感じている」
その場で言えなかっとことは、後で言えば大丈夫です。
言うのが遅くても、何も問題ありません。
まとめ
日々に喜びや意義を見出すのは、とても難しく感じます。
天職を見つけるためには、実際にいろいろな職種を経験しなければなりません。「これだ!」と思える職種に、すぐに出会える人は稀だと思います。
HSPは非HSPよりも、自問自答することが多く、定期的に「迷いの波」がやってきます。
迷いの波がくることで、転職を繰り返すことになります。
SNSをうまく活用することと、外向的な人とも交流することは実践出来そうな気がします。
また、不快なコミュニケーションを回避する方法は、この4つです。
- 無駄な争いから降りる
- 直接話さずに、メールや手紙で相手に気持ちを伝える
- 相手の反応を予測しておく
- 感情に説明責任はないと知る
自分なりに考えてみると、相手に真っ向から向き合わなければいけない。という固定概念を捨てて、もう少し我を通すことで、生きやすくなるんだと思います。
8割が非HSPのこの世界で、非HSPが決めた「ルール」や「常識」に縛られる必要はないんだと感じました。
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