なんだか不安を感じるし、最近怒りっぽい気がする。
生きている意味がわからない。
こんな風に感じたら、休みが必要なサインです。
みんなと同じようにしなければならない。
もっと頑張っている人がいるのに。
こうゆう考え方は危険です。人それぞれ「ストレスの感じ方」や「ストレス量」が違います。
自分の不調に気づいて、早めに対処することが必要です。
HSPが休まず無理して走るのは危険
無理して活動的に振る舞うと
社会において、活動的に駆け回り、いろんな人と交流することは、高く評価されています。
ですが、HSPさんには向いていません。
無理やり活動的になろうとすれば、エネルギーはどんどん失われ、すぐに底をついてしまいます。またエネルギーを貯めるには、「小休止」「ひとりの時間」「回復のための環境」が必要です。
それは、ガス欠の車を走らせているのと似ています。
無理やり進ませるには、後ろから押すしかありません。ときどき、刺激が多くて疲れ果てるのは、ガス欠の状態です。
自分がエネルギー不足だと気付かずに、活動的に振る舞うとどうなるのか?
- 怒ることでアドレナリンを分泌させて、無理やり活動的になる
- 不安が押し寄せてきて、心拍数、血圧、ストレスホルモンなどが増す
- カフェインを摂取して交感神経を刺激し、自分を奮い立たせる
これを続けていると、体を壊したり、病気になるリスクが増えます。
こうなったら危険!
こんな症状が出たら、リフレッシュする必要があります。
・不安、焦り、いらだちを感じている。または、怒りっぽい
・思考力、集中力、決断力が低下している
・追い詰められた気分で、生きている意味がわからない
・枯渇し、消耗し、悩まされ、ヘトヘトになっている
・自分が自分でないような気がする
では、どうしたら良いか?
HSPの休み方「休日」「休憩時間」
正しい休み方をして、エネルギーを回復する。
なんだかHSPさんは、常に自分をケアしなければならない「めんどくさい気質」に感じますが、人間だけではなく「植物」にも同じことが言えます。
自分に適した環境は「植物も同じ」
「欲求の植物誌」(八坂書房)の著者マイケル・ポーランはこう述べています。
「チューリップは内向的な花である」
チューリップは、移された土地になじむ。
その地で、年ごとにたくさんの花を咲かせます。
それと同時に、力を蓄える「休眠期間」がなければ、花を咲かせることができません。
そして咲かせる「条件」もあります。
・日光と水と肥料
・適切な植える深さと場所
適切な条件を守れば、チューリップは丈夫であり、他の花よりも長く咲きます。
その一方で、条件が良くなければ、まったく咲きません。
これは、内向的な人にとっても同じです。
十分な休息が必要です。
ところが、自分を休ませることを積極的にしない人がいます。HSPには「自分をケアする休み方」をすることが大事です。
HSPの休み方「休日」
自分を甘やかすための休みをとる。
内向型の人は、遅めのテンポゆえに、自分の働きが足りなと感じる人がいます。結果、短い休憩しか取ろうとしない傾向があります。
休みの日に、一日中パジャマのまま本を読んだり、くだらないテレビを見ながらベッドで過ごすと罪悪感が出てきます。
一日中ベッドにいることを許してみる。
他には・・・
HSPの休み方「休憩時間」
仕事の合間にリフレッシュする。
たとえ自分では、必要ないと思っていても、休憩をする時間を予定に入れる。2時間に1度、10分ずつ休憩することを心がける。
まとめ
僕も、心のどこかで「もっと働かなければ休む権利はない」と思っていました。
もっと頑張っているひとがいるのに、このくらいで疲れたなんて言えない。社会不適合者かもしれない。
ですが、同じことをしても疲れるひと、疲れないひとがいます。疲れるのが悪いことではなく、気質とは違うことをして刺激を受けすぎたから、休むのは当然と思えるようになりました。
ホテルマンをしていたときは、土日休みではなくシフト制でした。
僕は連休よりも、3日出勤して1日休みの方が好きでした。
5勤するとヘトヘトになっていました。
同僚の中には、5日出勤して2日休みの方が好きという人が当然いました。
ひとそれぞれ疲れ方が違うのに、会社員はほとんど平日5日働いて、土日休みという働きかたをしなければならない。
その時点で、HSPにとってはツライ働き方なのかもしれません。
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