HSPは、生まれつきの気質(概念)です。
性格とは違い、育った環境や考え方で、後から身に付くものではありません。
障害や病気ではないので、治療法もありません。
HSPである自分を、楽しいと思える機会をつくると、HSPの良い面に気付き自己肯定感も上がります。
HSPが生きやすなるためのコツ
HSPの人は感じる力が強いので、相手の求めていることを感じ取って細かいケアができます。
想像力も豊かで、小さな出来事にも感動できたりと、HSPだからできる素晴らしいことはたくさんあります。
五感が敏感なことを楽しむ
- 自然の中で、太陽の光や草の匂いを感じる
- 動物と過ごす
- 芸術鑑賞をする。または、絵を描いてみる
- ブログや詩、本を書く
- ジョギング、ダンス、マッサージ、水泳をする
興味があることからはじめて、五感に意識を向けてみてください。
僕も、自己表現することに抵抗がありましたが、ブログをいつの間にか没頭して書いたり、興味があることを調べたりしていました。
一つのことに集中して作業できるHSPの良さに気づくことで、自己肯定感が上がります。
過剰な刺激を受けない
不快な刺激や、過剰な刺激をシャットダウンすることで、余計なストレスを避けることができます。
外から受ける刺激の80%は、目から入ります。
少しでも情報量を減らしましょう。
- サングラスや帽子をかぶる
- 伊達メガネをかける
- 耳栓やイヤホンをする
- マスクをする
- ネガティブなニュースを見ない
- 肌の露出を減らす
コロナウィルスが流行してからは、外出時はマスクが当たり前になりました。
マスクをすることで「人混みの様々なにおい」や「他人の目線から受ける刺激」を軽減でき、外出しやすくなりました。
あと、電車内ではイヤホンする。寝る時は耳栓をすると、過剰な刺激から防いでくれます。
心地よいと思える刺激は積極的に取り入れ、強い不快な刺激はシャットダウンすることで、余計なストレスを避けましょう。
自分を許し愛情を向ける
職場や、友人から「HSPは甘えだ」「神経質すぎる」という言葉で傷ついたとき、「自分はダメなやつだ」「気にし過ぎだ」と、一緒に自分を責めると、さらに自分を傷つけることになります。
自分への攻撃をやめて、愛情を向けることで、自分を許せるようになります。
価値観の違う他人に理解され、愛情をもらうよりも「自身を愛すること」が大切だからです。
これは、セラピストが「HSPで自分を責めるクライアント」に、出した宿題です。
【宿題内容】
もしも、自分を責めているのが「妹」だったら、姉としてどんな言葉をかけてあげるのか考えて、手紙を書いて来てください。
姉が妹へ宛てた手紙がこちらです。
スッシーヘあなたは、間違える権利があります。
誰でも、ときに間違いを犯します。
ほかの人を、煩わせるために間違えたのではありませんし、
いかなる人も、その過ちを理由にあなたを責めてはならない、と私は知っています。あなたが日頃どんなに慎重で、
ほかの人を満足させようと、どれほど努力しているか、私は知っています。あなたが、ベストを尽くしていると私は確信しています。
それで十分なんですよ、すてきなスッシー。ほかの人に、多くを求めてはいけません。
自分の肩をぽんと叩き、意識を少し内側に向けましょう。
あなたに、いかに価値があるのかを、感じてください。スッシーヘ、愛をこめて
出典:純粋な世界に生きる 鈍感な人たちより
クライアントは、この手紙を読み上げると泣き出したそうです。
こんな風に語りかけられるのを、どんなに強く望んでいたか、彼女自身がそれを自覚したからです。
僕も、習慣化した「自分を責める言葉」を少しずつ、「自分を許し、認められる言葉」に変えて、最終的には自分を愛し、うまく付き合っていきます。
まとめ
五感に敏感なことは、自然の壮大さを感じたり、動物にとてつもなく癒されたり出来る良い面があります。
良い刺激は積極的に取り入れて、過剰で不快な刺激はシャットダウンしましょう。
- 五感が敏感なことを楽しむ
- 過剰な刺激を受けない
- 自分を許し愛情を向ける
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