繊細すぎるHSPは、日常生活では生きづらさを感じます。
ですが、HSPは「他の人が見過ごすことも気づける」「人の痛みや感情を感じ取ることができる」など、強みもたくさんあります。
強みを仕事に生かせる「HSPにとっての適職」を分類しました。
こんにちは。強度HSPのはやまです。
この分類は、個人の意見なので、適職探しの参考程度にご覧ください。
同じHSPでも、軽度から強度の人では、感じ方も違います。
HSPの特性を活かし、向いている仕事
共感力を活かす
相手の表情や仕草で、相手の思っていることを感じとることができます。ことばの裏表が分かるので、それが建前なのか、本音なのか気付きます。
- 臨床心理士
- 心理カウンセラー
- セラピスト
- マッサージ師
- 整体師
- フラワーコーディネーター
その相手は人間に限らず、動物相手でも感じ取ることが出来る特性があります。
- 動物園の飼育員
- 獣医
- トリマー
正確性を活かす
些細なことが気になり、細部にまでこだわりが強い特性があります。完璧主義者でもあり、中途半端にすることがありません。
行動に起こす前に、深く考えるので「他の人が気づけない小さな違い」に気づくことができます。
- 事務
- 経理
- データ入力
- 自動車整備士
- 電気機器の製造業
- 工場のライン作業
- 検査、検品作業
- 倉庫作業
- 農業
- DTPオペレーター
繊細さを活かす
繊細で丁寧な作業が得意な特性があります。1つのことに没頭して取り組んだり、コツコツと作業することも得意です。
少人数の職場や、ひとりで出来る仕事に向いています。
- システムエンジニア
- プログラマー
- ソフトウェア開発
- WEBライター
- WEBデザイナー
- ブロガー
- 警備員
- 清掃員
- 家事代行
- 図書館司書
- 学芸員
感受性を活かす
内向的な人が多いHSPは、自分の内面と向き合い、さまざまなことを常に考えています。
受け取る情報量も、非HSPよりも多い傾向があります。
非HSPよりもさまざまな刺激を受けます。五感が敏感なことは、職種によっては強みにもなります。
- デザイナー
- イラストレーター
- 画家
- ハンドメイド作家
- カメラマン
- ミュージシャン
- コピーライター
HSPの特性は活かせるが、向いていない仕事
全く合っていないわけじゃない。
むしろ、周りより仕事ができる。
反面、共感しすぎて自分を消耗する。転職すべきか一番迷う職種です。
- 接客業
- 販売業
- サービス業
- コールセンター
- 窓口対応
- 受付
- 看護師
- 介護士
- 教師
- 俳優
高い共感力で、人の痛みや、感情が分かる特性を活かせます。
ただし、共感力と繊細さが影響し「気疲れしやすい」職種です。
また、不特定多数の人と接する機会が多い職種は、HSPにとって疲れやすい原因になります。
お客様の気持ちを考えることは、仕事としては必要なことで、特性を活かせます。
ただし、HSPにとっては、受け取り過ぎてしまいます。
一日中考え過ぎて、家に帰るとグッタリすることがあります。
ほどほどに共感できる人にとっては、適職だと言えますが、うまく調整できないひとは向いていない仕事になります。
僕も、以前ホテルマンをしていましたが、家に帰ると体より頭がグッタリしていました。寝る前にも思い出し、この頃は寝つきが悪かったです。
いろいろあって、現在またホテルマンをしています・・
HSPの特性が活かせず、向いていない仕事
向いていないことを自覚しているが、逃げてはいけない、続けることが良いことと思い込みがある。もしくは、思い込もうとしている。
共感力と繊細さが影響し「気疲れしやすい」職種です。
特性をまったく活かせないわけではありませんが、活かすよりも気疲れすることの方が多い職種です。
- 建設現場
- 不動産仲介業
- 保険外交員
- 営業職全般
- 飲食店スタッフ
- タクシーの運転手
- バスの運転手
この職業は「外交的」な人が、得意な職種であり、会社からも評価されます。
内向的な人が多いHSPにとって、向いていない仕事です。
外交的な人は、感情を表に出すことが多いので、近くにいるとその人の影響を受けやすいです。
また、「飲食店スタッフ」などは、お店の状況次第で、同時に臨機応変な対応が求められます。
「タクシー、バスの運転車」は、乗客に対して気づかいしつつ、運転中にもさまざまな刺激を受けマルチタスクが苦手なHSPには向いていません。
そもそも、HSPは運転が苦手な傾向があります。
ただし、運転が好きな人なら、ひとりの空間が持てる「トラック運転手」は、向いている仕事です。
まとめ
最初に言いましたが、向いている、向いていないは、僕個人の意見です。
僕は強度のHSPであり、今まで「工場のライン作業」「コールセンター」「ホテルマン」「清掃員」など6回の転職経験があります。
詳しくはこちらの記事で
僕がHSPだと自覚する前は、向いていないという意識はありませんでした。
自分が苦手だと思っていることは、みんな同じように感じているけど、頑張って克服してきた人たちだと思っていました。
ですが、HSPという言葉を知り、それが生まれながらに「脳のしくみ」が違うと分かり衝撃でした。
今まで、「どんなにつらく感じても逃げてはいけない。職場の人たちは乗り越えてきたのだから」と思っていたことが間違っていました。
5人に1人がHSPです。80%の人はあなたのようには感じていません。
今まで、感覚が違う非HSPの人に、相談しては「気にしすぎ」と言われ続けてきました。
これからは自分に合った職場で、特性を活かして働きたいと切実に思います。
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