心も身体と同じように元気でなければ、壊れてしまいます。
外見から分かる身体のケガと違い、心は自分で気づいてあげるしかありません。
身体の調子が普段と違うと思ったら、早めに対処しましょう。
疲れているときに出る身体のサイン
心が疲れたとき、身体から「なんらかのサイン」が出ます。
そのサインは、あなたの心の不調を訴えるものです。
自分が出すサインを把握すると、無理をしていることに気が付きます。
真面目な人ほど、「もっとやらなきゃ」と自分を追い詰めます。
あれ?と感じたら、忙しさでスルーしてしまっているストレスが溜まっている合図です。身体が訴えるサインを見逃さないようにしましょう。
疲れているときに起こる心の変化
小さなことにイライラする
心に余裕がないため、いつもならスルーできていたことが、なぜか引っかかり、イライラしやすくなります。
例えば、「この資料明日の会議で使うから、なるべく早くよろしく」と、言われたときに普段なら、優先順位を考えて仕事を組みなおします。
余裕がないと・・・
「急ぎなら、なぜもっと振ってこないのか」
「私が今どんな仕事を抱えているのか把握しているのか」
「全く配慮されていない」
とイライラが募ります。
普段より刺激に敏感
いつもより、職場の音が気になる。電話の音、近くの話声、誰かの笑い声。
仕事に集中していたら、さほど気にならずに済んでいたものが、うるさく聞こえてきます。
出勤のときは、電車のブレーキ音、電車のアナウンス、誰かのため息が気になり出します。
過去の嫌なことを思い出す
さかのぼって嫌な思い出を探してしまう。
・以前仕事で失敗したこと
・言わなくていいことを言ってしまったこと
・職場で言われた傷つく言葉
・別れた恋人のこと
・親に言われたひとこと
・友達とけんかしたこと
・学生時代に起きたことまで
将来に悲観的になる
・このまま年だけとって、何もいいことがないだろう
・どうせ頑張ったって意味がない
・やりたいことがないし、あってもどうせ叶わない
と、ネガティブな発想しか出来ない。
疲れていると気づいたら、すべきこと
しっかり眠る
調子が出ない、イヤなことをいつまでも考えてしまう。
そうなったときは、しっかり眠りましょう。
疲れているときは、ネガティブな発想しかできません。
しっかり眠ることで、「賢明な判断力」と「ポジティブな発想力」が回復します。
しっかり眠り、気持ちをリセットしましょう。
自分が休むことを許可するクセを付ける。休日に何もできなくて落ち込むのではなく、何もしないことが正しい休日だと自分を説得する。
- 家事はやらなくても死にません。
- 食料品の買い出しも、家にあるものを食べましょう。
- 友達と遊びにいくのは、自分が元気なときにしましょう。
焦らなくてもよい予定を組む
「評価してもらいたいから」「期待に応えたいから」という理由で、仕事を詰め込まない。
無理のない範囲で、仕事を引き受ける。
納得してくれないときは、「これ以上は手が回らない」と正直に伝える練習をする。
助けてもらえる環境を作る
自分を理解してくれる人に話す。
大抵のひとは、それくらいは大丈夫。ではなく、あなたの場合は休みが必要と気づいてくれる人。もしくは、あなたから「ちょっと最近しんどい」と助けを求められる人をつくりましょう。
自分では見過ごしてしまう、いつもと違った様子にも気づいてくれるかもしれません。
休みやすい働き方をする
・みんな休みを取っていないから
・有休を取れる雰囲気じゃないから
無理しなければいけない職場は危険です。
人によってストレスを受ける原因も、耐えられる量も違います。
働き方は同じでも、気質はそれぞれ違います。あなたにとって、休めない。無理をしないと働けない職場なら、働きやすい職場を探しましょう。
まとめ
気づいたら、すぐに対処しましょう。
今いる環境で解消できなければ、迷わず逃げましょう。
逃げるタイミングを間違えると、心に深い重症を負い、簡単には治らない状態になります。
キズが浅い内に対処しましょう。
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