【書評】自分の本質を知る本『Mr.エレメント』はこんな人にオススメ

「あなたはホントウの自分を知っていますか?」

この本を読むと、自分がまだ知らない「ホントウの自分」がわかります。

ただ、僕の場合は、読んでさらにわからなくなりました・・・

この本はこんな人にオススメ
  • 自分の本質を知りたいひと
  • 進むべき道がわからなくなったひと
  • なにより、判明した自分の本質を受け入れて活かせるひと
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「Mr.エレメント」を読んだきっかけ

読むきっかけ

  • アマゾンの高評価「星4.5」
  • 生涯教育のカテゴリで、ベストセラー1位
  • 表紙が気になる

一番の理由は、本の帯に書かれていた言葉です。
「ホントウのあなたを生きれば、すべての悩みは解決する」

この本を読めば、自分のことがもっと理解できるかも・・・と期待したことが読むきっかけです。

僕は、強度のHSP気質です。
最近自分がHSPだと知って、今まで分からなかった疑問点がかなり解決しました。

「なぜこんなに気にしすぎてしまうのか?」
「他人のことばかり優先してしまう理由」 など

でも、「HSP気質だから」で説明できない部分があるのも事実です。考え過ぎて動けない反面、知り合いがひとりもいない、行ったことがない土地で働きたいという欲求が強い。僕は北海道出身ですが、今まで静岡県と愛知県に住んでいました。一度温かい土地で暮らしてみたくて、寮つきの仕事を探して移住しました。

自分の中の「何が」そうさせるのか、知れるかもしれないと思い本を読んでみました。

読書で悩みや疑問が解決する

大半の答えは、本の中にあると信じています。

ベストセラー本の「夢をかなえるゾウ」にこんな一説があります。

「本を読んだくらいで何が解決するっていうんですか」するとガネーシャは不思議そうな顔をして言った。

「いや、むしろ本読んで解決せえへん問題なんてあれへんで」そしてガネーシャは図書館を見上げて言った。

「仕事、お金、人間関係、幸せ……人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。

その『本』でも解決でけへん悩みちゅうのは何なん? 自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん? 自分は悩みのガラパゴス諸島なん?」

(『夢をかなえるゾウ2』水野敬)

まさに、今自分が悩んでいることは、過去に生きた人々がすでに直面して、解決していることなんです。

その本に出会えるか、出会えないかの問題だと思います。

「Mr.エレメント」はこんな本

Mrエレメントはこんな本

登場人物

本に登場するのは2人だけです。
この2人の会話のやりとりだけで書かれています。

なので、とても読みやすいので、読書が苦手なひともすぐ読めてしまうと思います。

主人公
主人公

大学4年生の男性。
就職活動に失敗して、人生に挫折したと思い悩んでいる。

Mr.エレメント
Mr.エレメント

タンクトップ、短パンのガタイのいいおじさん。
素性が一切わからないが、主人公の悩みを聞き、解決に導く。

あらすじ

主人公は就職活動に失敗して、一年留年することを決めるが、来年はさらに就職することが難しい現実に絶望している。

バイト帰りのバスの中で、座席に置かれた「一枚のチケット」に気づきます。

そこには、「あなたは、『ホントウのあなた』を生きていますか?『ホントウのあなた』をプレゼントします。」と書かれていました。

でも、そのチケットには一切連絡先などが書かれていません。バスを降りると、タンクトップに短パンのMr.エレメントがベンチに座っています。ドッキリカメラだと思いつつも、悩みを話しはじめます。

「Mr.エレメント」のポイント

  1. 挫折と感じている理由はなぜか?
  2. ホントウの自分を知る手段「エレメント人種論」

挫折と感じている理由はなぜか?

主人公は、大学を卒業して就職することが正解で、幸せになれるものだと信じています。

するとMr.エレメントは「つまりキミは、『人生とは、お金を稼ぐことだ』と思っている、ということだね?」と聞きます。

そして、主人公の本音「会社なんかに勤めたくなかった」というホントウの望みを聞き出します。

Mr.エレメントが言う「ホントウにやりたいこと」とは・・
一見、何の意味があるか分からないけど、でもやってみたいと感じること。

ここで、Mr.エレメントは主人公が「挫折」と感じていることが、実は挫折ではなく、自分の望が叶っていることを伝えます。

ホントウの自分を知る手段「エレメント人種論」

エレメント人種論は、まず「月星座」を知ることからはじまります。

その後、「エレメント」と呼ばれるもの。「精神ステージ」と呼ばれるものが出てきますが、ここでは割愛します。

■月星座とは
一般的に「あなたの星座は? 」と聞かれて、答えているのは「太陽星座」です。実は、太陽星座のほかに、月星座というのがあります。

月星座が一般的だったらすいません。僕は、この本で初めて知りました。

「太陽星座」が表しているものが、その人の「社会と関わっていく表向きの自分」

「月星座」が表しているものが、その人の「感情や本性といった内面の自分」

この月星座が、とても重要です。
感情や本性が、無意識レベルで自分を動かしている「エネルギー源」みたいなものだからです。

■月星座を調べる方法
生年月日、生まれた時間と場所を、月星座サイトに入力する。
サイトは「月星座」で検索すると出てきます。

自分の月星座を調べてみる

まったく真逆の特徴を持った星座が出てきました・・・

おうし座

太陽星座「おうし座」
現実の生活を見つめて安定を求める。
実際に目で見て、手で触れられる、五感で実感できるものを堅実に守ろうとする。

しし座

月星座「しし座」
行動力エネルギーに溢れ、情熱的。
縛られることが嫌いで、自由な精神を持っている。

しし座は他にも、「自己主張ができない環境ではストレスがたまり、退屈な日常の中では生きる意味を見失ってしまう」と書かれていました。

だから、見知らぬ土地に行きたい願望があるのかと納得する反面、守りたいけど主張したいってどうしたらいんだろうと分からなくなりました。

すんなり月星座を受け入れられない。

今まで生きてきて、星座占いはおうし座を見ていたし、HSP気質も自覚して分かりかけたところに「あなたの本来の姿は月星座です」と言われ、余計思考の迷路に入りました。

まとめ

この本はこんな人にオススメ
  • 自分の本質を知りたいひと
  • 進むべき道がわからなくなったひと
  • なにより、判明した自分の本質を受け入れて活かせるひと

僕の場合は、本を読んでさらにわからなくなりました。
やっと判明した自分の気質を、「それだけじゃない!」と土台から壊された感じです。

人間は単純なものなのか、相当複雑に出来ているのか。

たぶん、複雑です。

心理学者が、長年研究してもわからないほどに。

この本に興味を持ったかたは、ぜひ読んで「ホントウの自分」と向き合ってみてください。

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