今からコールセンターに就職を考えている方に向けて、HSPの男が『98%女性の職場』で働いて分かったことをお話します。
結論:仕事より職場の人間関係がストレス
HSPと仕事「コールセンター」ってこんなところ
入社した時は、自分がHSPだと自覚していなかったけど、体育会系のノリの会社は向いていないという自覚はありました。
なので、ホテルマン経験を活かし、予約代行のコールセンターに行くことにしました。
HSPの「職場の人間関係」ストレス
先に言いましたが、働いていたコールセンターは98%が女性です。男女比が偏った会社にいたことが、今までなかったので、初めてのことがたくさんありました。
お気に入りの席がある
朝出勤して、座席表を見て席に座ります。
座席表には、休憩時間が少しずつずれた、いくつかのグループがあります。昼休憩に早く行きたいのか、遅く行きたいのかで座席を取っていました。
ですが、
そこにはやはり、仲がいい人同士で座りたいという人がいっぱいいます。
このルールがあると、やはりHSPの僕は気づいてしまいます。
あの人の隣は、あの人が座るから・・など、色々気にしてしまいます。
陰口が聞こえてくる
・あの子の声が大きくて近くの席は取りたくない
・急に髪の毛を金髪に染めてビッチみたいじゃん
驚いたのは、入社2週間目のOJTで、ある同期が〇〇さんののチームに入りたくないと言っていたことです。キライと思ったら、すぐ口に出してしまうことにびっくりしました。
あと、何か気になることがあっても、直接注意しません。
よくモニターの電源を消し忘れて帰る子がいて、「消し忘れてることがあるから、気を付けて」と直接は言いません。
その子が帰るとすかさずモニターを見に行き、「また消し忘れてる」とみんなに聞こえるように言うのには「怖い」と同時に、自分も気を付けようと思いました。
高額な美顔器を売られそうになる
一緒に入った人が8人いました。
同期で仲良くしていましたが、そのうちの1人と、休日ご飯に行った日に、「この後一緒に行きたいところがある」と言われ、ついて行くとおしゃれなサロンのようなところでした。
どうやらその人は、美顔器を売っていて、あと数人に売ったら、クラスが上がると言っていました。
もともと断れない性格で、押しに弱かったので、4回1セットだけ体験してほしいと言われ、やることにしました。
体験するけど、絶対買わないという気持ちでいました。
最後の4回目の体験のあとに、年配の女性2名と同期の子に囲まれ、買わないか?と迫られたときは、本当にきつかったです。
結局買いませんでしたが、話を聞くと他の同期も声を掛けられており、断った日から口を聞いてもらってないそうです。
もちろん、僕も買わないと断った翌日から口を聞いてもらえませんでした。
HSPの仕事のストレス
いろいろなお客様がいます。
電話に出るまで、どんな人か分からないので、毎回ドキドキします。
日常生活でも、電話が苦手でメールで連絡を取ることが大半です。
なので、それを仕事にした時点で、僕には合っていませんでした。
常にこちらが話しているときに、遮ってくる
言いたいことを思いついたら、こちらがしゃべっていても話してきます。
基本言いたいけど、こちらの話は聞いてません。
あとで、トラブルにならないように、重要な項目だけしっかり念を押します。
複雑な予約
3家族で合計13名。
そのうち3名だけ子供メニューにしてるけど、12名に変更して。その中で3名1室を、ツイン1室と、プランにはないけどシングル1室にして。
まず、プランにない部屋タイプを予約できないことを伝え、プラン変更は「予約の取り直しになる」ことを伝えなど・・・結果1時間くらい話していました。
事情を話しても納得してくれない人
希望の宿に1室予約しているけど、もう1室予約したい。
宿のデータでは、既に満室の答えになっているが、確認してくれと言われる。
宿に電話するが、まったく出ない。
コール音はするが、出ません。
お客さんに、今宿の人が忙しいようで、電話が繋がらないことを伝える。
「そんなの知らない!待ってるから1分ごとに電話しろ。それかNTTに電話しろ」と言われる。
説明しても、納得せず「責任者を出せ」とお決まりのフレーズです。
すぐにリーダーに代わるが、同じ対応しかできません。本当にモヤモヤしました。
HSPの僕は、こんなことがあると、家に帰ってもずっとモヤモヤして寝つきが悪くなります。
「どう言えば納得してもらえただろうか?」
「僕のあの言い回しがダメだっただろうか?」
1人反省会が続きます。
まとめ
そのコールセンターには半年くらい勤めましたが、ストレスが多く退職しました。業務内容も、気質に合っていなかったと思います。
出社した時点で「気をつかう場面」が無数にあり、とても疲れました。
「今となってはHSP気質の影響もあったから」と、理由が分かりますが、その時は、HSPという言葉も知らなかったので、色々気にしてしまう自分がダメなんだと責めていました。
これからコールセンターに行こうと、考えている人の参考になっていたらうれしいです。
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