アダルトチルドレン「ロストワン」タイプの特徴と克服方法

アダルトチルドレン

アダルトチルドレンのなかでも、自己肯定感が低いのが「ロストワン」タイプです。

親からは「大人しくて、手がかからない良い子」という風に見られていますが、本人の心のなかでは・・・

「自分のことなんて、誰も気づいてくれない」
「自分なんて、いなくても気がつかないよね・・」

と、思い込んでしまうのが特徴です。

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アダルトチルドレン「ロストワン」タイプの特徴

アダルトチルドレンには、いくつかのタイプがあります。

タイプ分けについては、いろいろな説があり、一律のものはありません。

主なタイプは以下の5つです。

  1. ヒーロー(英雄)
  2. スケープゴート(生贄)
  3. ロストワン(いない子)
  4. ケアテイカー(世話役)
  5. ピエロ(道化師)

ロストワンとは

別名「いない子」「迷子」「ロストチャイルド」

普段から自己主張をあまりせず、目立たないため、家族からも忘れ去られてしまうようなタイプです。

特徴
  • 家庭でも学校でも、なるべく目立たないように行動してきた。
  • 大勢のなかにいるより、ひとりで過ごすほうが好き。
  • 自分を表現したり、意見を主張するのが苦手。
  • 孤独感を感じることが多い。
  • 「素直な子」とほめられるように行動してきた。
  • 人生に「生きる意味があるなんて思えない」ことがよくある。

「存在否定」「諦め」の行動パターンが多い。

自分が目立つと迷惑、見捨てられるという思いが無意識にあります。

「自分は存在しちゃダメだ」

なかには、積極的に「いないフリ」をするタイプもいます。

例えば・・

◆部活に打ち込んで、すぐに家に帰らない。
◆外では社交的で、友達もたくさんいるし、家にいるより外出していたい。

”家庭内で”スポットが当たらなければ大丈夫な人ひとです。

ロストワンタイプの特徴を見て、「自分は違うかも」と思うひとがいますが、積極的に「いないフリ」をするのもロストワンです。

自己肯定感が低い

アダルトチルドレンの中でも、ロストワンタイプは自己肯定感が著しく低い場合が多く、「どうせ自分なんて・・」という考えを、強く持っています。

  • 自分は「必要とされていない」から消えたい
  • この孤独感を「理解してくれるひと」はいない
  • 世の中から、見捨てられたような感覚

強く感じる孤独感を、外で発散することなく、自分の中だけで処理しようとするひとが多い傾向があります。

こんな感情を抱えている自分に、さらに嫌悪感を感じてしまい、こんな風に考えてしまったりします。

「感情なんて邪魔なだけだ。なくなってしまえばいいのに」

このような状態になってしまうと、感情を消そうとしすぎて、抑うつ症状が出てきてしまったり、パートナーや自分の子どもを愛せなくなります。

また、パートナーや子どもの感情が理解できずに、理詰めで納得させようとしてしまったり、家族が出しているSOSに気づかず、そのまま問題を放置してしまう可能性もあります。

世の中への諦めと恐れ

「自分なんか、いてもいなくてもどっちでもいい」という感覚です。

幼少期に、家族のなかで感じてきた感覚は、社会に出ても同じだと錯覚してしまいます。

自分の孤独感を理解してくれるひとは、この世の中にひとりもいない。

「世の中すべてから見捨てられたんだ。もう期待するのはやめよう」

と、思い込んでしまうのがロストワンの特徴です。

自分の本心を見せることに、恐怖を感じてしまいます。

思い切って打ち明けても、笑われるか、バカにされるか、説教されるだけだと思ってしまっています。

そのため、自分ひとりで処理しようとして、どんどん深く沈みこんでしまい、負の感情のループから抜け出せなくなります。

責任から逃げる

責任があるポジションは、他のひとから注目されたり、人前に出る機会が増えます。

自分の意見や価値観を主張するのが苦手であったり、できるだけ目立ちたくないという思いがあり、目立ったことをすると、自分が傷つけられると考えているため、昇進したり、リーダーになりたいと思わないひとが多い傾向があります。

出世したい、大金を稼ぎたいという思いよりも、そこそこやって生きていける分くらい稼げればそれで十分という考えを持っていたりします。

責任を負う状態が嫌なので、そうならない立場を死守しようとします。

人間関係が長く続かない

ロストワンタイプのひとは、しっかりと自立できている場合が多いです。

それは、自分ひとりで自由にしていたいという思いを強く持っているからです。

人から、「干渉」「詮索」「指図」「束縛される」ことを非常に嫌っていて、自分の感情や意見を言うのを抑える場合が多いので、他のひとからはこんな風に思われたりします。

  • 協調性がない
  • つまらないひと
  • 変わり者
  • よくわかんないひと

人間関係を避けるクセが、もともとついているため、集団行動になじめない場合が多く、とりつくろったり、相手に合わせなくてはならない関係がめんどうになってしまって、自分から関係を断ってしまうことが多い傾向があります。

面倒になると、自分からフェードアウトする。

このような人間関係の問題が原因で、仕事が長続きしなかったり、転職を繰り返してしまいます。

ロストワンタイプになる家庭環境

ロストワンタイプとネグレクト

ネグレクト(育児放棄)

親に無視されて、放っておかれていた家庭です。

そんな環境でも生きていかなければならないのに、放っておかれることに耐性を付けてしまい、学校に行っても、社会に出ても、気にかけられることに違和感を感じるようになります。

そのため、無意識に誰にも気づかれない場所を選んでいます。

以前は、ネグレクトの家庭=ロストワンタイプのアダルトチルドレンと考えられていました。

近年は、真逆の「過干渉の家庭」でもロストワンタイプになってしまう場合が多くなりました。

過干渉

過干渉の家庭では、親の一方的なコントロールが原因です。

「あなたのためを思って」
「だって心配だから」
「どうして言うことが聞けないの」

このような支配が、思考能力を奪ってしまいます。
自分では何も考えず、親の言うことを聞くだけというロボットのような思考になります。

「自分の意見なんて言わない方が安全だ」と、思い込んでしまって、ロストワンタイプになります。

長男、長女にはロストワンタイプが少ない

このタイプは、次男、次女に多いタイプです。

先に生まれた兄や姉が虐待を受けていたり、親の期待に応えるためだけに頑張っていたり、親の面倒をみたり、愚痴を聞いたり、家族が笑顔でいるために自らを犠牲にしたり、このような行動を見て、

「こんな風になりたくない」

と、強く思ってしまったという背景が、ロストワンタイプにはよくあります。

自分で判断することを嫌い、誰かが決めた流れに逆らわないように生きていく、面倒ごとを避けるために、できるだけひっそりと目立たないように生きることを無意識で選択するようになってしまいます。

ロストワンタイプの克服方法

アダルトチルドレンのなかでも、ロストワンタイプは「自己肯定感が低い」傾向があります。

受け入れられることが無かった過去が、今後も一生続くと思い込んでいます。

長所に注目する

違う何かに変わろうとするのではなく、今の自分のままで良いと思うことが克服する第一歩です。

そして、欠点に注目せず、長所に注目することで、自己肯定感を上げることができます。

長所「自己主張が強くないので、聞き役に適している」

相手の境界線に立ち入ることなく、聞き役に徹することに長けています。

世の中の大半のひとは、しゃべることが大好きです。
その中で、聞き役に徹することができるということは、とても貴重なスキルであって、社会的に見ても、とても価値がある能力です。

熱中できるものを見つける

これなら楽しく出来そうかな?というものを見つけることです。

小さな成功体験で、自信を取り戻していくことができます。

ただし、見つけるのは簡単なことではありません。
なぜなら、途中で少しでも心を挫かれると、こんな風にとなってしまうからです。

「はいはい、そうですよね。無駄なことでしたね」

怒りの感情が出れば、自分の領域を守ることができますが、それもできないのがロストワンタイプです。

諦めと恐れで、心にフタをしているので感情が出にくく、新たなことをする最初の一歩のハードルが、他のひとに比べて高くなります。

しかし、この諦めや恐れを、幸福感で押し出すことができれば、かなりのパワーを発揮することができます。

秘めているパワーは、ものすごく大きいタイプです。
なので、自分のパワーに期待する。

途中で心を挫かれたら、またやりたいと思うまで一度離れてみたり、他のことを探してみる。回数制限も、時間制限もありません。

まとめ

アダルトチルドレン「ロストワン」タイプの特徴
  • 自己肯定感が低い
  • 世の中への諦めと恐れ
  • 責任から逃げる
  • 人間関係が長く続かない
克服方法
  • 長所に注目する
  • 熱中できるものを見つける

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