HSPの気質に合う仕事を探すのは、大変なものです。
転職を繰り返すうちに、次の仕事が本当に自分に合っているのか、自信が持てなくなってきます。
適職を判断するには、自分の適職タイプを知ることが重要です。
自分の適職タイプがわかります
HSPの適職「タイプは2種類」

2つのタイプ 攻撃型と防御型
人間のパーソナリティを「攻撃型」と「防御型」の2タイプに分ける考え方です。
おもにコロンビア大学などの研究で、仕事のパフォーマンスアップ効果が証明されてきました。
攻撃型
目標を達成して得られる「利益」に焦点を当てて働くタイプです。
- 競争に勝つのが好き
- 「お金」や「名誉」などの、外的な報酬に強い影響を受ける
- 常に大きな夢を持っている
- 仕事を効率的に進める意思が強い
攻撃型のひとは、基本的にポジティブな考え方をします。
その分ものごとを突き詰めて考えず、準備不足のまま事を進めようとする傾向があります。
作業がうまくいかないと、すぐに気落ちしてしまう難点があります。

やってみなきゃ分からないし、とりあえず進めてみよう!
防御型
目標を「責任」の一種として捉え、競争に負けないために働くタイプです。
- 自分の義務を果たすのが最終的なゴール
- できるだけ安全な場所に身を置こうとする
- 失敗を恐れる傾向が強い
- 仕事ぶりは正確で注意深く、ゆっくり着実に進める
最悪の事態を想定して動く傾向が強く、時間の余裕がない状況ではストレスが激増します。
分析や問題解決力が高い傾向があります。
多くのの人は、どちらかの要素を強く持ち、その強弱によって仕事へのモチベーションが大きく変わります。

まずは、どんなリスクがあるか考えてみよう。
HSPさんは、ほとんどのひとが「防御型」だと思います。
念のため、自分がどちらのタイプか「チェックリスト」で判断してみてください。
パーソナリティ性格テスト

16個の質問を、次の7点満点で答えてください。
1:まったく当てはまらない
2:ほとんど当てはまらない
3:あまり当てはまらない
4:どちらとも言えない
5:やや当てはまる
6:かなり当てはまる
7:非常に当てはまる
1 | どうやったら自分の目標や希望を叶えられるか、よく想像することがある。 |
2 | 私はたいてい、悪い出来事を避けることに意識を集中している。 |
3 | 私はたいてい、将来自分が成し遂げたいことに意識を集中している。 |
4 | どうやったら失敗を防げるかについて、よく考える。 |
5 | 私は、自分の理想を最優先し、自分の希望や願い・大志を叶えようと努力するタイプだと思う。 |
6 | 自分の責任や役割を果たせないのではないかと、よく心配になる。 |
7 | 恐れている悪い出来事が自分に降りかかってくる様子を、よく想像する。 |
8 | 私はたいてい、人生において良い成果をあげることに意識を集中している。 |
9 | 職場(学校)での私は、仕事(学業)で自分の理想を叶えることを目指している。 |
10 | どうやったら良い成績がとれるかについて、よく考える。 |
11 | 将来どんな人間になりたいかについて、よく考える。 |
12 | 目標とする成績をとれないのではないかと、よく心配になる。 |
13 | こうなったらいいなと願っていることが叶う様子を、よく想像する。 |
14 | 職場(学校)での私は、仕事(学業)での失敗を避けることを目指している。 |
15 | 自分が将来そうなってしまったら嫌だと思う自分像について、よく考えることがある。 |
16 | 私にとっては、利益を得ることよりも、損失を避けることの方が大事だ。 |
これは、「促進予防焦点尺度」と呼ばれる有名なスケールを日本語化したものです。
すべての点数を次のように足し合わせることで、自分のタイプがわかります。
■攻撃型:1・3・5・8・9・10・11・13
■防御型:2・4・6・7・12・14・15・16
点数が多かった方が、あなたの適性タイプになります。
HSPの適職「防御型」が働きやすい職場とは

防御型の職種
- 事務員
- 技術者
- 経理係
- データアナリスト
- 弁護士 など
実務能力が必要な仕事で、能力を発揮します。
複雑なデータを「念入りに処理する」のがうまいため、慎重さを高く評価してくれるような業界が向いています。
「安心感」と「安定感」を実感しやすい仕事が適職と言えます。
同じ価値観のひとがいる職場
職場に3人以上の友達がいる人は、人生の満足度が「96%」上がる。
これは、アメリカの大手世論調査会社のギャラップ社が、500万人を対象にした調査結果です。
さらに、職場に「お互いに尊敬し合えるような、最高の親友がいる場合」、仕事へのモチベーションが「700%」上がります。
成果を出すスピードも向上し、仕事上のトラブルも減り、よりイノベーティブな発想が生まれやすくなります。
仕事で関わるひとは、とても重要です。
気が合うひとに出会えると、仕事に多少の不満を持っていても頑張れるものです。
ただし、現状は・・・
厚労省の統計によると、「同僚と仕事やプライベートの会話で、笑うことがあるか?」の問いに「はい」と答えたひとは「30%」でした。
いかに、職場に友人をつくることが難しいのかを、表した数字ですね。
まとめ

最悪の事態を想定して動く傾向が強く、時間の余裕がない状況ではストレスが激増します。
いまの職場が合わないと感じているひとは、人間のパーソナリティタイプから適職を考えてみましょう。
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