私は車の運転が苦手です。
教習所で習った「かもしれない運転」の度が過ぎるのが原因だと思っています。
HSPゆえに、いろいろな事態を想定し過ぎて、家に帰るまでずっと緊張しています。
10年くらいペーパードライバーでしたが、必要に迫られて再び運転し始めました。事故が怖すぎるので、いつも安全運転のゴールド免許です。
私が思う、HSPの運転が苦手な理由を書いてみました。
たくさんあり過ぎて、よくこれで運転しているなと、自分に驚きました・・
今は北海道の田舎で運転していますが、交通事故発生件数が多い、愛知県で運転していたときは相当ストレスでした。
なぜHSPは運転が苦手なのか?
気になることがたくさんある
非HSPに比べて、一度にたくさんの情報を受け取るHSPは、運転中にいろいろなことに注意を向けています。
- 前後の車間距離
- 歩行者や車道の自転車
- 周囲の視線
HSPの運転手は、前の車との距離を十分とりがちです。そのため車間を取り過ぎて、前に割り込まれることが多いです。あおり運転のニュースを見ると、運転することが怖く感じられます。後ろにトラックなど大型車両がくると、気になってしかたありません。
「ヘッドライトがつり目の車」や、「グリルが大きな車」も、いかつい感じで苦手です。
歩行者や、周囲の車の視線が気になります。
僕は後ろの運転手が怒っていないか、バックミラーで確認してしまいます。
さまざまな刺激がある
五感がするどいHSPにとって、運転中はさまざまな刺激があります。
- 太陽光や夜間のヘッドライト
- クラクションやサイレンの音
特に、夜間のヘッドライトが苦手です。
対向車のヘッドライトに吸い寄せられそうになったり、光量を上げている車が後ろにいると、すごく気になります。
クラクションが鳴ると、自分が鳴らされたのでは?と、ビクビクしてしまいます。
さらに、遠くでサイレンが鳴ると、早く避けないとと焦ってしまいます。
過度な「かもしれない運転」
事前に、さまざまな想定をするのが得意なHSPにとって、まさに運転中は頭フル回転です。
- 前の車が、不意にウィンカーを出すかも
- 歩行者や自転車が急に飛び出してくるかも
僕は2車線の場合、落ち着く左側を走ります。右側にいなくてはいけない場合は、右折で反対車線のお店に行こうとする車が、本当に苦手です。
すばやく左車線に移れるように、常に自分が入れるスペースがあるか確認しています。
そのとき、路駐している車がいると一気に焦ってしまいます。そして、歩行者の動向を常に意識しています。
車道を走る自転車は「急に蛇行するかも」「倒れるかも」と横を通るときはヒヤヒヤします。
一度抜かしても信号で追いつかれ、また抜かなければいけないときは、ストレスです。
HSPが車の運転に向いている点
危機管理能力が高い
HSPは「こうなったらどうしよう」という、失敗や事故を想定しているので、そうならないために、常に身構えています。
実際に起きた場合、混乱したり焦ったりすることはしょがないことです。
事前に想定している分、対処することが出来ます。
ガソリンの残量を常に気にしています。
「だろう運転」をしない
HSPは、ポジティブな想定「だろう運転」はせず、ネガティブな想定「かもしれない運転」が得意です。
急に、歩行者や車が飛び出してくるかもしれない。
一時停止の道路で、車がこないだろうとは思いません。
HSPは「ルールは守るという正義感が強い」ため、誰も見ていないからといって、無視することもしません。
1人の空間が合っている
同乗者を乗せているときは、気疲れしてしまいます。
ですが、1人で運転しているときは、密閉された空間が心地よいと感じる人が多いです。
強すぎなければ、適度な日の光に癒され、心地よい風を感じることが癒しにつながります。
HSPの気質を自覚した運転をする
グーグルマップの活用
下調べをしっかり行うことで、不安に感じることが減ります。
僕もはじめての場所に行くときは、入念に下調べします。
ストリートビューを活用しています。
- 大きな道路経由の道順
- 右折専用レーンがあるか
- 駐車場は停めやすいか
- 複雑な交差点はないか
最新のカーナビだと、複数の経路から選択出来ます。
僕は一時期スマホをカーナビがわりにしていました。最短時間で行ける道しか考えておらず、途中すごく狭い道を通り、パニックになりました。
ペーパードライバーから復帰直後で、そうゆう想定が出来ませんでした。
それ以来、経路をしっかり確認しています。
僕は運転の中で「右折」が最も嫌いです。右折専用レーンがないと、基本周り道します。
たとえあっても、自分の車が先頭で、後続車が多くなるほどプレッシャーがかかります。
マップを事前に確認する上で、「駐車場の停めやすさ」は重要です。
広さも大事ですが、出入り口も重要です。
交差点付近に出入り口があり、他の車に入れてもらわないと出られない場所には行きたくありません。
複雑な交差点は、どの信号を見て誰が優先か判断が難しいです。
そうゆう場合は、先頭を避けて2台目以降の位置に行けるように頑張ります。
強い刺激から遮る
日差しの強い日や、夜間にヘッドライトがまぶしいと感じたら、サングラスがオススメです。
今では運転に適したサングラスがあり、昼でも夜でも視界がクッキリします。
私はアマゾンで、このサングラスを買いました。昼間の日差しの強い日用です。
日差しの強い日によって、サングラスの色が濃くなるタイプです。
ですが・・・
全然濃くなりませんでした。アマゾンでよくやる失敗の買い物です・・・
やはり値段と性能は比例しているんだと思います。
少しイキった感じになるので、抵抗がある人もいると思いますが、ストレスの軽減と、事故を起こさない為と割り切って使っています。
運転を代わってもらえる状況をつくる
長距離を運転するときは、運転前から少し憂鬱になります。
僕も、少し前まで片道2時間半を、2週に1回くらい運転しなければいけない状況でした。そのときは、途中で運転を代わってもらいます。
往復自分で運転したときは、疲れが次の日も残るくらいグッタリしました。
疲れたら代わってもらえるという安心感があれば、ストレスが全然違います。助手席にひとが乗っているストレスはありますが、全部自分で運転より楽でした。
最後に
これは運転をする上でメリットにもなります。
他の危険運転をする車に惑わされず、あおり運転をされたら逃げましょう。
私は即効で逃げます!
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