私は強度のHSPです。
HSP気質は、細かいことが気になる特徴がありますが、私がもっとも苦手なのが「美容室」です。
さまざまなことが気になり、家に着いたら「安堵」と「疲労」でドッと力が抜けます。緊張で汗がすごくて、切った髪が顔中に貼りついた苦い経験があります。
少しでも美容室で、疲れないためのポイントをご紹介します。
なぜHSPは美容室が苦手なのか?
過剰にいろいろ気にしてしまう
一番気にしてしまうのは、美容師さんに対してです。はじめて行く美容室なら、自分と気が合うかがとても重要です。初対面の人に、「自分が想像しているヘアスタイル」を伝えることは、かなりハードルが高いです。
ヘアカタログの画像を見せるのが、一番伝えやすいのは知ってます。
ですが、人の裏表を敏感に感じるHSPにとって、美容師さんの表情や言葉で困っているんじゃないか?と、勝手にいろいろ想像してしまいます。
こんな画像みたくならねぇーよ!って思われてる・・
実際は・・
「画像のように仕上げるには、どうゆう手順でカットしようかな~」
僕も一度だけ、スマホでヘアカタログを見せて、お願いしたことがあります。
美容室に入る前から、見せるという強い決心で挑みました。
幸いイメージどおりにカットしてくれましたが、相当な緊張感でした。
HSPが苦手なものが多い
店内の装飾が白で統一され、さらに照明が明るいお店が苦手です。
広すぎるお店は、ガヤガヤし過ぎて終始落ち着かない。仕切りがないので、お客さんや美容師さんの目線に緊張します。
逆に2席などの小さいお店だと、もう一人のお客さんが作る空気に馴染めないし、馴染まないといけないとプレッシャーがかかります。よくしゃべる人だと、自分も美容師さんとしゃべらなければと思い、静かなお客さんだと、自分がしゃべったら、うるさいかなと感じます。
どっちに転んでも息が詰まります。
普段嗅ぎなれないカラー剤の匂いも、刺激が強いです。
カット中に何を話していいのか分からない
HSPは、世間話が苦手です。
浅い話より、深い話を好む傾向があり、僕もそうです。
天気の話をされても、興味がないし、膨らませる話術はありません。
この後どこに行くのか聞かれても、基本1日に2つの予定を入れたくないので「家に帰る」か、「食料品を買いにスーパーに行く」だけです。
なにより、美容室に行くことが、今日のビッグイベントです。
そして、また考えすぎます。
沈黙だと美容師さんが、「このお客は、どんな話題を振ったらいいのか分からない」と困らせているんじゃないか?
さらに、後で先輩やオーナーから「もっとコミュニケーション取れ!」と、美容師さんが怒られてしまうのではないか?
と、考えてしまいます。
HSPが美容室を予約するときのポイント
はじめて行く美容室は、いろいろな不安があります。
僕も、転職で何度も引っ越ししているので、そのたびに美容室探しに苦戦しています。
いままで、札幌市、静岡県、愛知県、北海道の田舎(現在)と
引っ越してきました。
ホットペッパービューティーを活用する
そもそも電話が苦手なので、予約はいつも「ホットペッパービューティー」を活用しています。
予約の時のオススメは「詳細要望」の入力です。
ここで、カット中どのように過ごしたいか、要望を出すことができます。
なりたいイメージ画像も、予約の段階で美容師さんに伝えられるので、来店時の不安な気持ちがやわらぎます。
レビューを書いている年齢層と性別をチェックする
コメントの内容はもちろんですが、他にも「年齢層」と「性別」を必ず見るようにします。
若い人ばかりの美容室だと、雰囲気が落ち着かなく、とても場違いなところに来てしまった感じがして苦手です。(はやまは40代前半です)
また、女性ばかりのレビューだと、美容室ページに「メンズOK」と記入があっても、なんとなく尻込みしてしまいます。
どんな美容師さんか事前に確認する
正面の写真ではなく、美容師さんの雰囲気が分かる画像が、掲載されているかチェックします。
美容師さんが、すべて女性だと選択肢から外しています。
キラキラした空間で、キラキラした女性に髪を触られるのがひどく緊張します。
40代になり、前髪が薄くなってきたのも恥ずかしさのひとつです・・
お仕事なので、何も気にしないですよ!
ここでHSPの自意識過剰が出てしまいます。
たとえ、男性でも若いイケメンだと、それはそれで緊張します。
HSPが美容室で疲れない過ごし方
少し会話してから雑誌を読む
美容室でよくあるこんな会話。
これからどこか行くんですか?
これが質問が苦手なので、髪質や髪型の話をこちら振ります。
これは、「私は別に怒って、黙っている訳ではありません」「髪の話なら大丈夫です」というアピールになると思って話しています。
ただ、髪の話ばかりすると、こだわりの強い客となってしまうので、他の時間は雑誌を読みます。
いつも困るのですが、落ちた髪が雑誌にはさまらないように、体からの距離は気にしています。
下を向きすぎるとカットしづらいと思うので、目だけを下に向けます。
非HSPも実は美容室が苦手?
美容室は五感が敏感なHSPにとって、苦手なことが揃っていますが、非HSPにとっても、苦手な人が多くいます。
YAHOO!知恵袋で「美容室」「苦手」で、検索した結果です。(2020年10月現在)
3,059件の検索対象がありました。
美容室で平気そうに、楽しそうに話している人も、実は少し無理をして頑張っていたり、克服したのかもしれません。
苦手なのが、自分だけじゃないと分かれば、少し気が楽になると思います。
次回につながるようにする
もしも、はじめて行った美容室が、自分に合うと思ったら、次回にも来やすい状況をつくりましょう。
僕がやっているのは、
- イメージ通りの髪型になったことを伝える。
- 次回来たときも同じスタイルにしたいときは、どんな風に伝えたら良いか聞く。
これで、その美容師さんにオーダーするとき、どんな伝え方をしたら良いのか、言葉の選び方がわかる。
次回も来ることをアピールして、少しでも顔を覚えてもらう。
お客さんに「期待通りの髪型になった」と言われて、嬉しくない人はいないでしょうし、次回も来るなら顔を覚えておこう、という気持ちにもなるはずです。
最後に
20代の頃は、自分がどんな美容室が向いているのか分からず、おしゃれなところに行ってしまいました。
美容室に行きたくなくて、自分で切っていたこともありますが、どんどんおかしな髪型になっていきました。
事前の店選びを失敗しないように、ホットペッパービューティーを活用してみてください。
自分にピッタリの美容室が見つかれば、ストレスは激減するはずです。
僕は「ここかも?」という段階の美容室を見つけました。
次回も同じ店に行く予定です。
一緒にお店選び頑張りましょう!
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