【内向型HSPの人が生きづらい】と感じる「2つの理由」と特徴

内向型思考

内向型HSPは気質タイプのひとつです。僕は内向型HSPです。

HSPの30%は外向型HSPです。
「外向型HSP=HSS型HSP」は、刺激を求めて外に出るけど疲れやすいという特徴があります。

このページで分類しているのは、全人口を大きく2つに分けて「内向型」「外向型」としています。

HSPについてはこちら

内向型は、決して悪いことでもないし、異常でもありません。
では、なぜこの世界は内向型の人が生きづらいと感じるのか?

結論:生きづらさの理由
  1. 外向的な人が「健全とされているから」
  2. 外向的な人が「世間で評価されやすいから」
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「外向型」と「内向型」それぞれの特徴

外向型と内向型それぞれの特徴

外向的な人の特徴

外向的なひと
外向的なひと

家にひとりでいるより、友達と遊びに行くのが好き。

  • 外の世界からエネルギーを得ている
  • 人や活動や物に囲まれて働くのを好む
  • 外での活動によって、リフレッシュすることができる
  • 人や外界と接触していないときに、孤独や疲労を感じる
  • 飲み会のあと、早く次へ行きたがり「このあとどうする?」と切り出すのはたいてい外向型

長時間ひとりでいたり、自己反省したり、ひとりの人を相手に過ごすと刺激不足になります。

ただし、外向型の人も「静的時間」を設けて「動的時間」とのバランスを取る必要はあります。外向型のひとが全員、社交的だったり、活発であるとはかぎりませんが、その目は「自分の外」へ向けられています。

内向的な人の特徴

内向的なひと
内向的なひと

休みの日は、家でひとりでゆっくりしたい。

  • 自身の中の世界からエネルギーを得ている
  • 外からの刺激に弱く、すぐに「もう手一杯」という気持ちになる
  • 物事をじっくり考え、自分を充電するための静かな場所が必要

自分が消耗しないために、世間とのつきあいを制限しなくてはなりません。その一方で、外での時間を設けて、ひとりの時間とのバランスをとる必要もあります。

必ずしも無口であったり、殻にこもっていたりするわけではありませんが、興味は自らの頭のなかへ向けられています。

内向型の人は、エネルギーを回復するのに時間がかかるうえ、そのエネルギーは、外向型の人よりも早く流出してしまいます。

エネルギーの充電方法が違う

エネルギーの充電方法

内向的な人はエネルギーを得るために、内部へ焦点を合わせます。

一方で外向的な人は、外部へ焦点を合わせることで、エネルギーを得ます。

例えると

外向的なひと
外向的なひと

友達と会うとリフレッシュできる。

外向的な人は・・・ソーラーパネル

外向型の人にとって、ひとりでいることは、厚い雲の下で生きているようなものです。

太陽電池板は、充電のために太陽を必要とします。つまり、外向型人間には、外に出て人と交わる必要があるということです。

内向的なひと
内向的なひと

ひとりでいる時間が必要。

内向的な人は・・・充電式のバッテリー

いったんエネルギーを使うのをやめて、充電のために休息をとる必要があります。

この休息というのは、刺激の少ない環境でひとりで過ごす時間のことです。

「外向型」「内向型」自己診断テスト

自己診断テスト

自分に近い、と感じるのはA、Bどちらの性格ですか?

自分がどうなりたいかではなく、ありのままの自分について答えてください。

第一印象に従ってください。

A
  • 物事の中心にいるのが好きだ
  • 多様性を好み、単調だと飽きてしまう
  • 大勢知り合いがいて、その人たちを友達だと思っている
  • 相手が知らない人でも、おしゃべりするのは楽しい
  • 活動のあとは高揚し、もっと何かしたいと思う
  • 前もって考えなくても、話したり行動したりできる
  • たいてい元気いっぱいだ
  • 聞き手になるより、話し手になることが多い
B
  • 自分ひとりか、2,3人の親しい友達とくつろぐほうが好きだ
  • 深く付き合いがある人だけを、友達だと思っている
  • たとえ楽しいことでも、外で何かしたあとは、休息をとる必要がある
  • 聞き役になることが多いが、自分にとって重要なテーマについてはたくさん話す
  • 無口で冷静に見え、観察するのが好きだ
  • 話したり行動したりする前に、考えることが多い
  • 人前で、または、プレッシャーがかかったときに、頭がからっぽになったことがある
  • せかされるのは好きではない

どちらのリストが、より的確にあなたを表していますか?

外向的なひと
外向的なひと

Aに当てはまるひとは「外向型」

内向的なひと
内向的なひと

Bに当てはまるひとは「内向型」

「内向型HSP」が生きづらい理由

内向型HSPが生きづらい理由

外向的な人が健全とされているから

子どもの頃は、無口で人見知りでも、大人になればみんな外向性が生まれてくるとされています。

子どもの頃から、無理やり「外向的になれ!」と言われて育つ環境は悪影響を及ぼします。

「なぜさっさと質問に答えられないんだ?」

内向型の子どものほとんどは、おまえはどこかおかしいのだという考えを吹き込まれます。

気質を尊重され、そのままで良いという教育がされていないということです。

内向型のひと
内向型のひと

子どものころから、人見知りで大人しい性格はいまも変わらない。変わらなきゃいけないと、いつも思ってる。

外向的な人が世間で評価されやすいから

世間という競技場で、外向型な方が「良い評価」を与えられる傾向があります。

心理コンサルタントのオットー・クルーガーは、「内向型の人は、外向型の人の3名に対し1名。数において劣っている」と言っています。

外向型人間が多数派なので、社会における内向性に対する見かたを左右してしまいます。

外向型人間の気軽なおしゃべりは、内向型人間を委縮させます。そのため、内向型人間は余計に、自分はしゃべらないほうがいいのだと思いがちになります。

内向的な人が生きやすくなるためには、「適応しよう」「自分を変えよう」と努力をしないことです。

ありのままの自分の価値を認めることが重要です。

内向型のひと
内向型のひと

変わる必要がなかったんだ!

■例外な家庭

ごくまれに自分は内向的な人間だと堂々と語れる人がいます。
それは、家族全員が内向型の家に育った人です。

素質を伸ばす環境があれば、自分の気質を肯定でき、無理に変わる必要がないと気付けます。

まとめ

内向的な人が生きづらい理由

  1. 外向的な人が「健全とされているから」
  2. 外向的な人が「世間で評価されやすいから」

■内向型人間は自らを間違って認識しています
・臆病者
・はにかみ屋
・みんなシャイ
・反社会的

内向型人間は、自分自身の気質を理解していません。
それは、誤った考え方を教わって育ってきたからです

社会も内向型の人を正しく見ていません。それは、「間違った前提というレンズ」を通してい見ているからです。社会との関わり方が違うだけであって、どちらがいいということではないんです。

内向型だからといって、外向型の人に迷惑がかかるわけではありません。

自分を責めるのはやめて、自分の気質をまずは、自分自身が理解することが大事です。

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