【自死を選ぶ人が出す15のサイン】相談されたときの対応の仕方

人間関係

なんでもっと話してくれなかったんだろう?

我慢することが偉い。
辛い、疲れた、休みたい、死にたいが言えない。
みんな頑張ってるんだから頑張れ。

周りに相談しづらい、言えないことを、個人の問題だけにするのは違うと思います。

日本は「隠れ精神病大国」

アメリカでは、3人に1人が精神疾患を持っていると言われています。
日本の10倍です。

でも、日本の自殺率は「世界6位」先進国では、最悪レベルです。
ちなみにアメリカは20位です。
出所:厚生労働省「自殺対策白書」(2018年版)より

この記事を読んでわかること

自死を選ぶ人が出すサインがわかる
「死にたい」と相談されたときの対応の仕方がわかる

自死とは
自ら死を選ぶこと。自殺。

「自殺」→「自死」
殺という字は殺人を連想し、言葉に罪のイメージがあるため。
言葉のイメージがつらいと訴える遺族に配慮した言葉です。

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自死を選ぶ人の割合

自死を選ぶ人の割合

以下のデータは、厚生労働省自殺対策推進室の「令和元年中における自殺の状況」です。

令和元年(2019年)

自殺者数 20,169人 対前年比671人(約3.2%)減
平成22年以降、10年連続の減少
男性の自殺者数は、女性の2.3倍

ただし、2020年10月までの自殺者数は増加しています。
少なからずコロナの影響があったんだと思います。

自殺者数「職業別」

1位 無職
2位 労務者業者(土木建設、運搬など)
3位 技能工(建設職人、配管工、機械工、食品製造工など)
4位 サービス業(美容師、飲食店、ホテルなど)
5位 専門・技術職(教員、医療・保健従事者、芸能人など)

自殺の原因・背景、動機別

1位 健康問題(うつ病、身体の病気など)
2位 経済、生活問題(生活苦、多重債務など)
3位 家庭問題(夫婦関係の不和、家族の将来悲観など)
4位 勤務問題(仕事疲れ、職場の人間関係など)
5位 その他
6位 男女問題(失恋、その他交際の悩みなど)
7位 学校問題(学業不振、その他の進路の悩みなど)

これらが原因が、連鎖する中で起きていると考えられています。

自死を選ぶ人が出すサイン15個

自死を選ぶ人のサイン
  • 自殺の話をする
    自殺したいことを悟られないようにアドバイスを求めている
  • 自分にとって価値のある所持品を手放す
  • 遺書の準備をする
  • 練炭やロープなどの物品を購入する
  • 睡眠パターンが乱れている
  • 元気がない
  • アルコールや薬物への依存
  • 社会生活に対する意欲の低さ
  • 好きなことをやろうとしない
  • 自傷行為
  • リスクの大きい行動をとる
    無謀な運転、喧嘩など
  • 感情を爆発させてしまう行為
  • ボディーランゲージ
    うつむいている、目を合わせようとしない、前かがみになる
  • 過去の自殺未遂
  • 幸せそうで穏やかな態度
    自殺を実行する気力がない、深刻な状況を脱した回復期
    自殺するにも、計画して実行するエネルギーが必要だから

自死を選ぶ人に相談されたら場合の対応

相談された場合の対応

「死にたい」と相談されたらどうしたらいいのか?

  1. 動揺してしまうが、一旦冷静になる
  2. 聞き役に徹して、理由を聞く
  3. 共感する
  4. 死んでほしくないという意思を伝える
  5. 相談先を紹介する

一旦落ち着く

まず相談された方は、動揺すると思いますが、一旦落ち着きましょう。

動揺すると思わず言ってしまう言葉
「なんでそういうこと言うの!」
「そんな言葉言っちゃダメだよ!」

これは言ってはいけません。

まず言うべき言葉
「すごく言いづらかったと思うけど、言ってくれてありがとう」
「辛いんだね・・・どうしたらいいか一緒に考えよう」

と、相手が死にたい気持ちを打ち明けてくれたことに、敬意を示す。

言ってはいけない言葉

「周りはもっと辛い」
「〇〇さんの方が頑張っている」
「あなたは恵まれている方」
「みんなそうだよ」
「母親なんだから、しっかりしないと」
「そんな簡単に死ぬって言うな」

聞き役に徹して、理由を聞く

相手の思いを一旦受け止めてから
「もし良かったら、どうしてそう思ったのか教えてもらえる?」

と、死にたいと考えてしまった理由を聞きましょう。

相手が理由を話してくれた場合は、何も言わずにゆっくりと話を聞いてあげましょう。
その際は、出来る限り聞き役に徹することです。

※絶対に言ってはいけないこと
「そんなことで?」
「世の中には、もっと辛いことがあるよ」

と、自分の基準で相手の気持ちを判断してしまうこと。

例え自分にとっては、大したことではなかったと感じたとしても、相手は死にたいと思うぐらい思い悩んで、さらにはそれを勇気をもって打ち明けたわけです。

だからこそ、ここで相手の気持ちを否定したり、置いてけぼりにしたりするのは絶対にやめましょう。

共感する

話を聞いたら、共感の気持ちを示す
「本当に大変だったんだね」
「それは辛かったね」

ここまで、出来ていれば相手に安心感を与え、信頼関係が生まれてきます。

それでも気持ちが落ち着かないとか、死にたいという訴えが続く場合はどうしたらよいか?

死んでほしくないという意思を伝える

「私はあなたに死んでほしくない」という意思を伝えることです。

※ここで言ってはいけない言葉
「自殺したら悲しむ人がいるよ」
「みんなに迷惑がかかるじゃん」

など、いかにも「世間の意見を代弁しているような言葉」を言う必要は全くありません。逆にマイナスになります。

もし、それでも相手の気持ちが変わらない場合はどうしたらよいか?

相談先を紹介する

ここで必要なのは、精神科の受診を勧めることです。

「今のあなたの気持ちは、精神的な不調によるものだから、ちゃんと治療してもらったほうがいい」

相手の気持ちをずっと聞き続けるのは、自分の負担にもなります。

しっかりと話を聞いていても、状況が変わらない場合は、精神科の受診を勧めるのがよいです。

病院だけでなく
・保険所
・いのちの電話
・心の健康相談ダイアル

相談先をいくつか用意して、自分ひとりで抱え込まないように注意する。

相手の気持ちに寄り添うことを、意識し続けることが重要です。

まとめ

閉塞感を感じる空模様

自殺者増加の背景に、コロナの影響は大きいと思います。雇止めなど経済的な問題もありますが、孤独感と閉塞感が増している気がします。

世の中全体に漂う、先が見えない不安感。テレビをつけると、常に誰かが誰かを批判している。

GoToトラベルで旅行する人たちを批判
国民が国の方針を批判
国が国民の行動を批判

それが良い悪いを抜きにして、テレビをつけると気分が沈みます。エネルギーがないとテレビを見られません。

最近は、有名人の自死が増えていますが、有名人は特に「死にたい」が言えない職業だと思います。

ワイドショーの司会者が「仕事も順調だったのに」「もったいない」と言うたびに、違和感があります。
仕事が順調だったら自殺しないのか?
誰にとって、何がもったいないのか?
心の内は本人にしか分からないことです。

死にたいと言えた時点で、半分くらいは思いとどまれます。

つらいときにつらい
休みたいときに休みたい
大変なときに大変

こんなことが、気軽に言える世の中になってほしいと思います。

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