人間関係に不安を感じる【社交不安症とは】当てはまる症状をチェック

人間関係

人間関係に不安を感じるけど、これって何かの病気なのかも・・

病気という言葉に、強い抵抗感と拒絶反応があると思います。

ですが、自覚をしないまま、無理をして過ごすことはとても危険です。

簡単な診断チェックで、病気の傾向がないか確認しましょう。

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人間関係で不安に感じる「社交不安症とは」

人と接する場面に強い不安を感じ、日常生活に大きな支障が生じるという病気です。

日本では、対人恐怖症と呼ばれていたものが、世界的にもその存在が認識され、「Social Anxiety Disorder」という言葉を日本語に訳し、逆輸入されたものです。

「恥をかきたくない」

などと過剰に思い込むあまり、行動がぎこちなくなって、ますます失敗が増えます。

社交不安症の種類
  • 赤面恐怖症
    人前で顔が赤くなるのが怖い。それを気にして、さらに赤くなってしまう。
  • 電話恐怖症
    他の人の前で電話をすると、電話のやり取りを聞かれて、電話の内容から、変な人と思われるのが怖い。また、電話の相手に対して、不安・恐怖を感じることも。
  • 会食恐怖症
    食事のマナーや、食べるときの音などが気になる。
    他の人との会食で、自分が食べているところを人に見られるのが怖い。
  • 書痙しょけい(振戦恐怖症)
    受付での署名や黒板など、人が見ている前で字を書くときに緊張しすぎて手が震えてしまう。
  • 視線恐怖症
    人に見られているという視線が怖い。他人の視線が気になる「他者視線恐怖」。自分の視線が他人を不快にさせると思う「自己視線恐怖」
  • 発汗恐怖症
    緊張や不安から、大量の汗をかく。人と接するとき、自分が汗をかいていることを知られるのが怖い。
  • 自己臭恐怖症
    自分の体臭や口臭を、人に気づかれてしまうのが怖い。実際には臭いがきつくないことが多い。
  • 腹鳴ふくめい恐怖症
    静かなとき、お腹が鳴ってしまい、他の人に聞かれてしまうのではと不安になる。
  • 排尿恐怖症
    公衆トイレなどで、他人が近くにいると怖くて排尿できない。
  • 電話恐怖症
    「うまく対応できないのでは」
    「自分の受け答えを、周囲のひとに変に思われるのでは」
    と不安になり、声が震えたり上ずったり、電話に出ることすらできなくなる。
  • 吃音きつおん恐怖症
    他人との会話で、どもってしまうのではないかと恐れる。
    実際にはどもっていなくても、そう感じてしまうのが、吃音症との違いです。
  • 醜形しゅうけい恐怖症
    実際には醜くないのに、自分は醜いと思い込んでしまう。
    この症状が高じると、外に出られなくなったり、整形を繰り返すようになる。

社交不安症の人の割合

社会不安症の人の割合

実はアメリカの方が多い。
全人口の約6.8%が社交不安症。

日本では0.7%
10代半ば~20代前半が多いのが特徴。
成人になってから発症する場合もある。

自分の性格、欠点と思い、治療するということを考えないのが現状です。

他の精神疾患(うつ病、その他の不安症、アルコール依存など)を合併することが多いので、放置せず、積極的に対処しましょう。

社交不安症になる原因

社交不安症を発症してしまう原因は、はっきりわかっていません。

これらが複合的に影響していると、考えられています。

  • 自分に自信が持てない
  • 自意識過剰
  • 遺伝
  • 環境

社交不安症につながる、脳の機能異常としては、外部刺激に対して、不安や恐怖を発現する扁桃体が、過剰に活性化していることがわかってきています。

また、抗うつ薬が有効であることから、脳内でセロトニンという神経伝達物質が、減少している可能性が推測されています。

強い不安を感じるメカニズム

【1】対人場面での失敗など、過去のネガティブな経験
不安に対しての感受性が強い、完璧主義のような性格

【2】人に会うときに、また同じことが起きるだろうと悪い予想をしてしまう(自動思考)

【3】不安や緊張を隠そうとする考え(自動思考)
・緊張していることを相手に悟られる
・ばかにされ、嫌われてしまう
・変な人だと思われる
・挙動不審に思われる

【4】よけい緊張する、不安が大きくなる(感情)

【5】人と接するのを避けようとする(回避行動)

【6】人と接する際の不安がさらに大きくなる(感情)

  【1】に戻る。の繰り返しになります。

社会不安症の克服方法

「他人の目を過剰に気にする」ということは、「他人から見た自分のことを過剰に気にする」ということです。

会話などの経験を積んで、他人との接触に慣れていく。

「実は人と話すのが苦手で・・・」

と最初に打ち明けると、楽な気持ちになれます。

具体例
  • うまく話そうとする前に、相手の話を聞くことに集中する
  • 少しくらい失敗してもいいやと、気軽な気持ちで話す
  • 意識して相手の目を見て話すようにする
  • 笑顔での会話を心がけてみる
  • 自分に自信を持つ

自分に自信を持つために、自己評価を高めましょう。

自己評価を高める方法

自己評価が低い人は、対人認知欲求が強い傾向があります。

対人認知欲求とは
「自分がどう思われているのか」と、他人の言動に注意や関心を向けること。

①「できたこと」をノートに書く

どんなに小さなことでも、一日の終わりに「自分ができたこと」「やったことだけ」をノート書き出してみましょう。

小さなことでも、達成感や積み重ねることで自己評価が高まります。

目標設定を小さく、細かくする

大きな目標は、失敗したときに自己評価が下がります。

最初は小さな目標を達成して、少しずつ前進することで自己評価を保つことができます。

社交不安症の「症状をチェック」

社会不安症の症状をチェック

次のチェックテストで、あなたの今の社交性不安症の症状をチェックしてみましょう。

この一週間に、あなたが感じていた様子に最もよく当てはまる番号を、項目ごとに1つだけ選んで記入してください。

恐怖感/不安感
0:全く感じない
1:少しは感じる
2:はっきりと感じる
3:非常に強く感じる

回避
0:全く回避しない
1:回避する(確率1/3以下)
2:回避する(確率1/2程度)
3:回避する(確率2/3以上または100%)

恐怖感/不安感
0 → 3
回避
 0 → 3 
1 人前で電話をかける0 1 2 30 1 2 3
2 少人数のグループ活動に参加する0 1 2 30 1 2 3
3 公共の場所で食事をする0 1 2 30 1 2 3
4 人と一緒に公共の場所でお酒(飲み物)を飲む0 1 2 30 1 2 3
5 権威ある人と話しをする0 1 2 30 1 2 3
6 観衆の前で何か行為をしたり話しをする0 1 2 30 1 2 3
7 パーティーに行く0 1 2 30 1 2 3
8 人に姿を見られながら仕事(勉強)する0 1 2 30 1 2 3
9 人に見られながら字を書く0 1 2 30 1 2 3
10 あまりよく知らない人に電話をする0 1 2 30 1 2 3
11 あまりよく知らない人達と話し合う0 1 2 30 1 2 3
12 まったく初対面の人と会う0 1 2 30 1 2 3
13 公衆トイレで用を足す0 1 2 30 1 2 3
14 他の人達が着席して待っている部屋に入って行く0 1 2 30 1 2 3
15 人々の注目を浴びる0 1 2 30 1 2 3
16 会議で意見を言う0 1 2 30 1 2 3
17 試験を受ける0 1 2 30 1 2 3
18 あまりよく知らない人に不賛成であると言う0 1 2 30 1 2 3
19 あまりよく知らない人と目を合わせる0 1 2 30 1 2 3
20 仲間の前で報告をする0 1 2 30 1 2 3
21 誰かを誘おうとする0 1 2 30 1 2 3
22 店に品物を返品する0 1 2 30 1 2 3
23 パーティーを主催する0 1 2 30 1 2 3
24 強引なセールスマンの誘いに抵抗する0 1 2 30 1 2 3
参考:自分で治す「社交不安症」(清水栄司)より

※評価のめやす(総得点0~144点)

30点境界域
50~70点中等度のSAD(社交不安症)
70~90点さらに症状が著しい。通常、仕事や社交面に支障を来している。
90点以上重度のSAD。通常、仕事や社会活動に大きな支障を来している。

社交不安症の症状の重症度や、治療の効果を評価する尺度としてLSAS(Liebowitz Social Anxiety Scale)が広く使用されています。
このチェックリストは、日本語版のLSAS-J(エルサス-ジェイ)と呼ばれています。

まとめ

社交不安症はどうやって診断されるのか?

精神科、心療内科などの医療機関において、問診によって診断が行われます。

本人の訴えや、あらわれる不安症状などから診断します。

医療機関を受診する前に、自信で症状をチェックして、医療機関に持参することもできます。

正確に伝えなければという負担が減るので、気持ちを楽にして受診できます。

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