年齢を重ねると避けては通れない、指導者としての注意点や、仕事の進め方についてまとめました。なにかしら参考になれば嬉しいです。
僕は、注意や指導することが苦手でした。
- こんなことを言ったら、きっと傷つけるだろう。
- 相当落ち込んでしまうかもしれない。
- 言わなくても気づいてくれるだろう。
という気持ちが湧いてきます。
ですが、同じ会社に何年もいると、先輩や上司の立場に嫌でもなってしまいます。
ホテルマンのときに、フロントチーフや副支配人をしていたときは、とても苦労しました。
HSPのあなたが上司になったら気をつけること
褒めることの重要性を知る
口に出して褒めることは重要です。
部下のどんなところを買っていて、どんなところを頼りにしているのか伝えましょう。
心の中だけで思っていても伝わりません。
HSPは、空気を読んだり、相手の本音や建て前が分かる傾向があります。けれど、非HSPの人に気持ちを察してくれというのは酷なことです。上司は指導するのも仕事ですが、部下のいいところを褒めてモチベーションを上げてあげるのも仕事のひとつです。
良いとこところは、恥ずかしさを一旦忘れて、素直に褒めてあげましょう。
褒められて嫌な気持ちになる人はいません。
部下に仕事の権限をゆだねる
僕もそうでした。
仕事を任せるけれど、部下が他にどんな仕事を抱えているか、余裕がない状態ではないか、何か困っていることはないかなど、いろいろ気になります。
一度任せたら部下を信頼して、相手の方から助けを求められたり、アドバイスがほしいときにだけ手を貸しましょう。
HSPは、それがなかなかできないと分かっているので、部下に仕事の権限を与えず、自分でやってしまう傾向があるので注意が必要です。
やる気を出すきっかけを知る
人それぞれ、何によってモチベーションが上がるのかが違います。
自分とは気質が違う、外向型の人がどこからモチベーションを得ているのかを知っておきましょう。
外向型の人がモチベーションを上げるきっかけ
- 仕事を褒められること、賞賛されること
- 昇給など目に見えたかたちで、仕事を評価されること
- 今月の成績優秀賞などで表彰されること
・個人に合ったモチベーションアップの方法を考える
・その人に合った報酬を与える
・功績に合った報酬を与える
逆に内向型の人は、脚光を浴びることが好きではありません。
注目を集めることが喜びではなく、苦しみとして捉えてしまいます。
HSPのあなたが上司になったら知っておくべきこと
仕事の進め方のポイント
あなたが上司だといい面もある
上司がHSPであれば、仕事をしやすい面がたくさんあります。
指導者にふさわしい資質があります。
- 公平さ
- 的確な判断力
- 深く考え、難しい決断を下す力
- 知的好奇心
- 過去、現在、未来を俯瞰する能力
エネルギッシュで活動的なのがいい上司とは限りません。
HSPの特性を活かしたやり方があります。
部下の悩みを聞く
HSPは、自分の意見を話すより、聞き役に最適です。
なので、「この人なら話を聞いてくれるかもしれない」と部下が悩みを話しやすい
■仕事の悩みを上司に言えるときとは?
- 今の自分と同じ状況のとき、上司ならどうするのか聞きたい
- この上司の考え方を聞きたい
そう思えて初めて、上司に相談することができるものです。
上司の方から、「何か悩みはないか? 言ってみなさい」と言われれても相談しずらいの現実です。この上司なら気持ちを分かってもらえるかもしれない。何かアドバイスをくれるかもしれないと思ったときに相談します。
その点、HSPは聞き役には最適です。部下が求めるアドバイスをしてあげられるはずです。
まとめ
部下に指導する上で「気をつけること」
- 褒めることの重要性を知る
- 部下に仕事の権限をゆだねる
- やる気を出すきっかけを知る
振り返ると、僕がホテルマンのときは、いい上司だったかと聞かれるとハッキリと答えられません。
誰からも好かれようとするあまり、注意することが遅れたり、もっとこうしたら良かったと思うことがたくさんあります。
今、部下の指導で悩んでいる方がいたら、少しでもこのページが参考になってくれると嬉しいです。
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