HSPは共感力が高く、他人との境界線が薄いため、影響されやすい傾向があります。そのため、HSP気質と合わない人と一緒にいると、気疲れしたり傷ついたりしてしまいます。
自分と相性の良い人を知ることは、とても大切です。
それは、友達関係、恋人、家族、においても同様です。
HSPと相性が良い人(友人編)
否定しないで、肯定してくれる人
HSPは「否定」されることに、すごく敏感な人が多いです。
自分の言動や考え方を否定されると、相手が軽い気持ちで言っていても深刻に悩んでしまったり、傷ついてしまったりします。
たとえ考えが違うときでも、否定せずに「一度肯定したあとに」自分の意見を言うことが大切です。
そうやって思うんだ。私は(僕は)こう思うよ。
そうすることで、自分の考えも受け取ってくれたと感じられます。
感情の起伏が穏やかな人
すぐに怒ったり、不機嫌になったりしない人です。
感情的な怒りや、不機嫌な態度を自分に向けられると「否定」と同様に深刻に悩んでしまったり、傷ついたりします。
HSPさんは、人の機嫌にも敏感です。
たとえ、自分に対してではなく、店員さんに怒っているのを見るのもしんどく感じます。自分が怒られているように感じたり、店員さんに申し訳なく思ったりするからです。
また、不機嫌にされると、自分までつまらなく感じたり、機嫌を取ろうとして気疲れしてしまいます。
感情の起伏が緩やかな人と一緒にいると、気疲れすることが減ります。
依存せず自立している人
HSPの人は、相手に依存しやすい傾向があると言われています。一方で、依存しやすいのに「1人の時間が必要」だったりします。
もしも、相手も同様に依存しやすい人だった場合、1人の時間がほしいと思っても、なかなか1人になれません。
精神的に自立している人であれば、
今度の週末は1人で家でゆっくりしたい。
と言っても
わかった、じゃ週末はひとりで〇〇に行ってくるよ!
と、1人の時間をそれぞれ楽しめる人です。
HSPと相性が良い人(恋人編)
恋愛において、HSPさんと相性が良いのはどちらか?
それぞれにメリット、デメリットがあります。
HSPとHSPの場合
メリット
- お互いにどう接してほしいのかが分かり合える
- 一緒にいて、居心地がいい
- 同じ感性で、いろいろなものを感じ取れる
相手の気持ちや、どうしてほしいのか分かるので、弱ったときに攻撃しません。
相手を理解しようとしてくれます。
「こうすべき!」という発言をしないので、傷つくことは少ないです。
デメリット
- どちらかが気分が落ち込むと、気持ちが共感して一緒に落ち込んでしまう
- 共依存関係になり、2人では解決が難しくなる
- カウンセラーの手が必要になる場合がある
- 居心地がいいあまり、内にこもってしまう
HSPと非HSPの場合
メリット
- 非HSPは、自分と他人との境界線が厚いので、気軽に話ができる
- 他人は他人という考えなので、気をつかわない
HSPの長所は、感受性、想像力、純粋さ。
非HSPの長所は、現実的な視点、社会を生きて行く力。
そのため、欠点を補い合える関係を築ける可能性があります。
デメリット
- 「そんなことで悩んでるの?」みたいに、HSP気質を分かってくれないことがある
- 気質を理解されず、距離感が生まれてくる
- お互い「完全に」理解することは難しい
HSPに対して「繊細過ぎる「気にしすぎ」と感じる。
非HSPに対して「無神経だ」「共感性が薄い」「芸術性や感受性が乏しい」と感じる。
相手の気質別「付き合い方」
HSP同士の場合
一緒に気分が落ちてしまうと感じたら、気持ちが引っ張られないように気をつける。
話を聞いて、静かに見守ることです。
たとえ、同じHSPでも匂いに敏感だったり、些細な音に過剰に反応したり度合いは人それぞれです。
同じHSPなんだから、こう感じるでしょ。
HSPってそうゆうもんだから。
と、決めつけるのではなく、あくまでも相手の言葉を聞くことが大切です。
HSPと非HSPの場合
「HSPは繊細なんだから理解して!」ではなく、まずは相手の価値観を認めることです。
気にしすぎ!
鈍感!
ではなく、「そんな風に感じるんだ!面白いね。じゃあこれは?」と、違う価値観を否定しない。
肯定した上で、理解できなければ、質問してお互いに知り合うことです。
「許容する心」を持つ
自分の価値観と違っても、多様な価値観を受け入れる「許容する心」を持つことが重要です。
まとめ
「HSP」と「非HSP」で、気質別の相性の良さもご紹介しましたが、大事なのは「その人」を見るのが一番です。
どんな組み合わせでも、うまくいっている人はいます。
僕自身友達は多くありませんが、今でも付き合いがある友達は、みんなこうゆうタイプです。
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