【ストレスにつながる思考パターン3つ】こんな症状が出たら注意!

人間関係

自分や周囲のストレスに、早めに気づくために、ストレスにつながる「思考パターン」を知っておきましょう。

無意識にこのようなストレス思考を続けると、うつ病の発症リスクを高めてしまいます。

いつも失敗ばかり・・

みんな私のことを「ダメなやつ」だと思ってるはず・・

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ストレス思考パターンをチェック

ストレス思考パターン

ストレス思考① 認知のゆがみ

うつ傾向の人に、よく見られる思考パターンに「認知のゆがみ」があります。代表的なものが、一部の出来事から「すべて」に思考を広げてしまう考え方です。

  • いつも・・・数回の失敗でも「いつもダメだ」と思い込む
    例)試験に落ちてしまった。私はいつも失敗する。
  • みんな・・・本来は数人のことが「みんな」と思い込む
    例)上司に叱られた。みんな私をダメだと思ってる。
  • 絶対・・・100%の「絶対」などないのに、決めつけてしまう
    例)絶対に私は、何をしてもダメだ。
「認知のゆがみ」対策

「いつも」「みんな」「絶対」という言葉を使わないようにすることが大切です。

ストレス思考② スキーマ(自動思考)

スキーマとは、人が無意識にもっている「〇〇でなければならない」という固有の価値観のことです。こうした思考は、頑張るエネルギーにもなりますが、問題につながってしまうこともあります。

  • 社会的に成功せねばならない
    前向きなエネルギーにもなる思考です。しかし、ちょっとした失敗で「もう人生終わりだ!」と必要以上に落ち込むことにつながります。
  • すべての人から愛されなければならない
    みんなに愛されたいと思うのは自然なことです。しかし、この気持ちが強すぎると、少しの批判で落ち込みやすくなります。
  • すべてが完璧でなければならない
    完璧主義の人ほどストレスを感じやすい。悪いことではありませんが、一度のミスで「もう終わりだ」と思い、投げやりになってしまいます。
「固有の価値観」対策

「〇〇でなければならない」ではなく、
「〇〇にこしたことはない」と思い、気持ちをラクにしましょう。

ストレス思考③ 原因を「自分」に求めすぎる

物事がうまくいかないときや失敗したとき、その原因をどこに求めるかは、次の4つに大きく分けられます。

「自分の努力不足だ」と思う人は、ストレスをためやすいタイプです。

  • 才能・能力のせい
    「自分には才能がないからしかたがない」と思う人は、何事にも投げやりな傾向があります。自分に原因があると思いながらも、あいきらめているネガティブ思考。
  • 努力のせい
    「自分の努力が足りなかった」と思う人は、ストレスを感じやすいタイプです。常に努力しようとするため落ち込みやすい傾向があります。ただし、向上心があり、成長するタイプでもあります。
  • 課題の難易度のせい
    「難しかったからしかたがない」と、責任を自分以外に向けている人は、ストレスが少ないタイプです。ただし、目標が低くなりがちです。
  • 運のせい
    「運が悪かった」と思うタイプは、かなり楽観的思考です。ストレスとは無縁かもしれませんが、反省しないので成長はしません。
「自己原因」対策

失敗の原因を客観的に捉え、「自分のせい」だと責め過ぎない。

次に、ストレスが溜まっているときに、出やすい症状について見ていきます。

こんなストレス症状が出たら注意

ストレス症状

以下の6点は、悩みや考えごとがあるときに、出てきやすい兆候です。

自分のことはもちろん、周りににも以下のような兆候があれば、疲れているサインです。

  • 口数が減る
    極端に口数が少なくなった。話かけてもうなずくだけの場合がある。
  • 反応が遅い
    話かけると返事は返ってくるけど遅い。また、聞き返すことが多くなった。
  • 表情に違和感がある
    無表情の時間が長くなった。不自然な笑顔になる。目を見て話さないなど。
  • 音に敏感になる
    周囲のささいな音に足して「うるさい」と感じやすくなる。これはストレスを抱え、心が疲れているときになる症状です。
  • 言い返すことが増えた
    言われた言葉に対して、「そういうわけじゃないけど」「だって・・・」などと、不快な反応を示すことが多くなる。
  • 情緒不安定になる
    急に怒り出したり、泣き出したりすることがある。
周りにこんな人がいたときは、どうしたら良いか?

励ましの気持ちから「頑張れ!」と言いたくなりますが、その言葉は危険です。
すでに十分頑張っている人には、プレッシャーに感じてしまいます。「頑張りすぎないで」という気持ちで、見守りましょう。

まとめ

ストレス思考になっていることを、自覚することが大切です。

考えすぎている。
ネガティブな思考になっている。と感じたときは、以下の3点に気をつけましょう。

  1. 「いつも」「みんな」「絶対」という言葉を、意識して使わないようにする。
  2. 「〇〇しなければならない」→「〇〇にこしたことはない」と考える。
  3. 失敗を自分のせいだと思いすぎない。

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