【HSPは自己肯定感が低い】「どうせ自分なんて」と思ってしまう原因

HSPの特徴

僕は強度のHSPです。
HSPは、自己肯定感が低い傾向があります。

自己肯定感が低いと、自分のやることに自信が持てないので、何事にも消極的になります。

そして、自分を情けなく感じ、さらに自己評価が低くなる「悪循環」です。

HSPさん
HSPさん

どうせ自分なんて・・

という気持ちが根本にあるため、ささいなことで傷つきやすく、困難に立ち向かっていく勇気が持てなくなります。

この記事を読めば分かること
  • HSPの自己肯定感が低い原因と、高める方法がわかります。
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HSPの自己肯定感が低い原因

自己肯定感が低くなる考え方

内向的な気質が評価されにくいから

今の社会は、「外向的なひと」が評価されやすい傾向があります。
積極的に周りに関わるひとです。

HSPが持っている気質とは、違う気質のため、自尊心が低下しやすくなります。

ホラー映画に出てくる出演者

僕が、自己肯定感が低いと改めて感じた話です。

友達に「もし、殺人鬼に次々に殺されるホラー映画に、自分が出るとしたらどんな役?」と聞かれました。

僕が一番最初に思い浮かんだ答えは「二番目に殺人鬼に殺される役」でした。友達に、逆に聞き返すと「え?俺は、死なないよ。最後まで生き残る役」と言われて、ハッとしました。

友達に比べて、自分はなんて自己肯定感が低いんだと痛感しました。

二番目に殺される役と答えた理由

①目立つ役は、大役だから自分にはできない

一番最初に殺される、最後に死闘の末に殺される、最後まで生き残る役は大役なので、自分には無理だとすぐに思ったからです。

一番最初に殺されるのは、お客さんの印象に強く残るし、殺人鬼が初めて殺人を犯す重要な役です。

映画「スクリーム」で言えば、ドリューバリモアが演じた役で、だいぶ昔の映画ですが、今でも一番印象に残っています。

②二番目が最も印象に残らないから

二番目に死ぬ役は、相当殺し方が特殊じゃないと、印象に残りません。そして、2人同時に殺されるなんてこともあるかもしれません。

そのくらい、「自分は主役じゃない」ましてや、「生き残って次回作に出演する」なんて選択肢がそもそも思い浮かびませんでした。

聞いてきた友達は、普段からとてもポジティブで、自己肯定感がすごく高いです。

相当ネガティブで、自己肯定感が低い「自分の思考」に気がつきました。

自己肯定感が低いひとの特徴

  • 服を決めるとき、自分が着たいものじゃなく、どう見られるかを基準に決める
  • パーソナルスペースが広い

悲観的なのは「認知の歪み」かも

認知の歪みとは

心理学用語で、事実ではないことをそうだと思い込む、少しゆがんだ考え方です。

うつ病などに見られる思考パターンでもあり、日常生活に異常を来すほど強く捉われる場合もあります。

心理学者バーンズは、認知の歪みを10のパターンに分類しました。

自分がどれに当てはまっているのか知ることで、マイナス思考に陥るのを防ぐことができるようになります。

認知の歪みの10パターン
  • 「すべてか皆無か」で考える
    ひとつでも欠点があると、全く価値のないものだと考える。
  • 一般化の行き過ぎ
    ひとつ悪いことが起こると、「いつもこうなる」「うまく行った試しがない」などと考える。
  • 心のフィルターがかかる
    悪い側面ばかりを捉え、よい側面を無視する。①と同様に完璧にできないことで自信を失う。
  • マイナス思考
    ささいなことを悪い出来事にすり替えて、自分の価値を自ら引き下げる。
  • 結論の飛躍
    「遅刻してしまった→自分はダメな人間だ」などと飛躍した考え方をする。
  • 誇大視と過小評価
    自分の短所や失敗は大きく捉え、長所や成功を評価しない。
  • 感情的な決めつけ
    「こんなに不安なんだから、失敗するに違いない」など、マイナスの感情で物事を決めつける。
  • 「すべきである」と考える
    「~したい」ではなく「~すべき」と、何者かに律せられているように考える。できないと自分を責めてしまう。
  • レッテルを貼る
    失敗したとこに「自分は大馬鹿者だ」などと、ネガティブなレッテルを貼る。
  • 自己関連づけ
    他人の失敗を自分に引き寄せて考え、自分を責めてしまう。

何事も悪く捉えてしまう人は、悲観的な思考回路の持ち主だと言えます。

心理学者のセリグマンは、悲観的な思考パターンの人は、一時的な失敗を「ずっとこうだった」「いつも失敗している」かのように思い込む傾向があるとしています。

もしも、仕事がうまくいった時は、その理由を「自分の能力や努力」と考えずに「たまたま運がよかった」と捉えてしまうのは、典型的な例です。

そのほか、相手のちょっとした態度を過敏に捉えて「嫌われている」と思い込みます。

そうやって考え続けると、人間関係に自信が持てなくなります。結果として、実際に人間関係を悪化させることになってしまいます。

悪い考えが頭に浮かんだら、起こっている出来事を冷静に考えること。

自分の思い込みだったことが分かります。

HSPが自己肯定感を高める方法「4選」

自己肯定感を高める方法

自己肯定感を高めるためには、成功体験をひとつずつ積み上げるのが大切です。

上手に反省して、失敗を成功の糧にしましょう。

失敗の原因を分析する

失敗が「全面的に自分のせい」だということはあり得ません。

必ず原因があり、挽回が可能なものです。
時間がなかった、注意が足りなかったなど、原因をきちんと分析しましょう。

原因に応じた対策をする

時間が足りなかったら、次はより計画的に行ってみる。

最後に見直してミスのないようにする。
失敗に応じた、有効な対策を決めて、次回の目標にしましょう。

失敗を引きずらない

反省するべきことを反省したら、過去のことを忘れる。

これからのことに、頭を切り替えましょう。
クヨクヨ考え込んでも、何もいいことはありません。

自己肯定感の低い人は、他人からも悪い評価を受けたがります。
ほめ言葉よりも、悪く言われるほうが安心するということです。

このままでは、いつまでも「自分を嫌い」という感情から抜け出せません。

マイナスループから抜ける

そもそも「ネガティブなことは悪くない」と考えることが、マイナスループから抜ける良い方法です。

ネガティブということは、マイナスの事態にしっかり備えてるということです。原始時代であれば、いつ集落がマンモスに襲われるかわからない状況です。命の危険にさらされている状況で、マイナスの事態を考えることは生き残る手段でした。

なので、人間は本能的にネガティブで当たり前。

「ネガティブになる」
「そんな自分を責めてしまう」

このマイナスループに入る必要はない、ということです。

ネガティブなおかげで、今日まで生き抜くことができた。と明るくまっすぐ受け止めてみる。

まとめ

  1. 失敗の原因を分析する
  2. 原因に応じた対策をする
  3. 失敗を引きずらない
  4. マイナスループから抜ける

認知の歪みで、ものごとを考えていることを自覚する。

客観的な事実だけに目を向けて、過度に自分を責め過ぎない。

長い間繰り返してきた、思考パターンを完全に変えることは難しいと思います。

まずは、自分の思考パターンを意識しましょう。

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