他人の評価を気にすると、ストレスが溜まり、身動きが取れなくなります。
どんなに頑張っていても、他人から評価されないと無意味に思える。
他人に好かれようと、相手の意見に合わせてしまう。
日々、他人の評価を上げることに一生懸命になるのは危険です。
周りにどう思われているのか気になる・・・
どうすれば、他人の評価に振り回されずに生きることができるのか?
その「原因」と「対処法」をご紹介します。
過剰に他人の評価を気にするとき
仕事で失敗したとき
あ~ダメなやつだと思われた・・
仕事で失敗すると、自分の価値が下がったことを気にしてしまいます。
自分の価値=他人からの評価
と考えているからです。
他人の評価を気にするとどうなるのか?
自分の考えを曲げてでも、相手に合わせて好かれようとしてしまいます。
「自分はこうしたい!」という意見を無理やり抑え込み、他人の意見に流されることで、さらに自己評価が低くなるという悪循環になります。
他人の評価を気にする「原因」
対人認知欲求が高い
対人認知欲求とは、「自分」が「他人から」どう思われているのかを気にすることです。
周囲の人の行動や感情が気になり、知りたくなる欲求のことです。
この欲求が強いと、他人の顔色をうかがうことに神経を使って、ストレスになってしまいます。そして、対人認知欲求が強い人は「自己評価が低くなる」傾向があります。
自己評価が低い
自分に自信がないから、他人の評価が気になります。
自己評価が低いと、仕事で失敗したとき、容赦なく自己否定する傾向があります。
自分は役立たずだ。アホだ。社会不適合者だ。生きてる価値がない。
他人にやってはいけないことは、自分にもやってはダメです。他人は気づかえるのに、自分には容赦ない罵詈雑言を言い続けるひとが多いです。
インポスター症候群の可能性もあります。
理想の自分が高すぎる
誰だって、芸能人みたいな顔になりたいし、お金持ちにもなりたい。
理想と現実のギャップが大きければ、それだけストレスになります。
理想なんてものは持つな。というわけではありません。理想は持っていていいけど、現実が違うからといって落ち込む必要はないということです。
理想は理想。自分は自分。
「持って生まれたものを否定し、自信を失うなんて見当違いもいいところ」です。
他人の評価が気になるときの「対処法」
他人の評価はザックリ3段階
他人の評価はとてもあいまいなものです。
他人の機嫌や受け取り方によって、コロコロ変わって当てにならないものです。
あなたが社内の人たちを評価してみてください。
この3段階評価になりませんか?
〇 「好き」
△ 「普通」
✕ 「嫌い」
これしかありません。
この人は、人当たりがいいしよく話を聞いてくれる。
けど、あの時あんなミスをしたから「-0.5ポイント」あのとき、仕事を助けてくれたから「+1.2ポイント」
こんな細かく評価していません。
みんなザックリとした印象でしかありません。
この3段階評価に、全身全霊で取り組んでいることになります。
しかも、相手の機嫌や、受け取り方によってコロコロ変わるものです。
仮に、大きな失敗をして「✕」になっても、次の日には「△」や「〇」になります。
あぁ~周りの評価が✕になってしまった・・・
と、苦しみ続けたら「〇」になるわけではありません。他人の気持ちはコントロールできません。コロコロ変わる「他人の3段階評価」に苦しむのはやめましょう。他人の評価ではなく、自己評価を上げることが大切です。
自己評価を上げる方法
■「できたこと」をノートに書く
どんなに小さなことでも、一日の終わりに「自分ができたこと」「やったことだけ」をノート書き出してみましょう。小さなことでも、達成感や積み重ねることで自己評価が高まります。
会議で自分の意見を言えた。
■目標設定を小さく、細かくする
大きな目標は、失敗したときに自己評価が下がります。
最初は小さな目標を達成して、少しずつ前進することで自己評価を保つことができます。
■得意なことをする
人から認められることで「自分はすごいんだ」と気づく体験を増やすことです。不得意なことで認めらるのはすごいことですが、得意なものを伸ばすことも大事です。
人前に出ることは苦手だけど、資料作りは丁寧だってほめられる。
■ほめ言葉を素直に受け取る
自己肯定感が低い人は、誰かにほめられたとしても「そんなことはない」と思いがちです。しかし、それを素直に信じて、受け止めることで、自分の価値に気づくことにつながります。
■過去を振り返る
過去にやった出来事を書き出してみる。
自分で見ると、大したことはしていないと感じるかもしれません。しかし、気の許せる人に見せると、「実はすごいことをしている」というのはよくあることです。
何も成し遂げていないと感じていたけど、振り返ってみるといろいろ頑張ってきたかも。
まとめ
他人の評価を気にする「原因」
- 対人認知欲求が高い
- 自己評価が低い
- 理想の自分が高すぎる
他人の評価が気になるときの「対処法」
- 他人の評価はザックリ3段階だと知る
- 自己評価を上げること
あいまいな「他人の評価」に振り回されずに、揺るぎない「自己評価」を上げることが大切です。
つまり、「自己評価」を上げると、「他人の評価」は気にならなくなるということです。
できたことノートに、全然いいことが書けないと頭を抱える人がいます。しかし、「自分では大したことないこと」でも、案外「他人から見るとすごいこと」をしている場合があります。
どんな小さなことでも、「今日できたこと」を書くことから始めてみましょう。
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